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「勝ちへの思いが違った」岐阜新加入FW石川大地、高校選抜で師事した前育監督に刺激

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FC岐阜に入団するFW石川大地

 桐蔭横浜大からFC岐阜に入団するFW石川大地(4年=水戸啓明高)は、「いよいよ始まるんだなという気持ちになりました」と声を弾ませた。

 先日、刺激を受ける出来事があった。全国高校サッカー選手権で前橋育英高が優勝。優勝監督となった山田耕介監督は、2013年度の高校選抜で指導を受けた監督。「すごく情熱的だった。勝ちたいという思いが他の人と全然違うんじゃないかなと思った」と影響を受けた人物だった。

 勝ってほしいなと見ていたという決勝。母校ではないが、「すごくうれしかった」と笑みを浮かべる。そして「ミーティングのボードが紙で、毎試合ペンで書かれるのにびっくりした。この間の決勝の時も紙だった。ボードじゃなく紙だから伝わるものがあった」と思い出話も明かした。

 関東の新興大学で力を付けて、プロの舞台に飛び込む。新天地となる岐阜のイメージは「飛騨牛」。「活躍したら食べたい」と笑顔を見せる。高校時代、2月22日と早生まれの石川は、一学年下の世代と2012年に岐阜県で開催されたぎふ清流国体に出場。岐阜には縁を感じている。

 複数クラブが興味を示す中で岐阜を選択。攻撃的な岐阜のサッカーに魅力を感じたことはもちろんだが、岐阜のサポーターの熱も一因になったという。「練習参加をした時に試合も見たのですが、駅の前のバス停からバスに乗ってスタジアムに行ったら、みんなFC岐阜のユニフォームを着ていて、それを見ていいチームに来たんだなと実感しました」。

 クリアできる目標を常に立てるタイプだという。「岐阜ではまずは試合に出て活躍すること。そして岐阜をJ1に上げたいと思っている」。目指すは2桁ゴール。「点を取ることで注目を浴びると思うので、結果を出していきたい」と力強く意気込んだ。

(取材・文 児玉幸洋)
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