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目標は「18+3」ゴール、大宮加入シモビッチが2年連続“昇格請負人”に「優勝して戻る」

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大宮に加入したFWシモビッチ

 2年連続で“昇格請負人”となる 。スウェーデン人FWシモビッチが名古屋から完全移籍で大宮アルディージャに加入。昨季、チーム最多7ゴールを挙げたFW江坂任、2ゴールのMF瀬川祐輔が流出し、新たな得点源として大型補強が実現。移籍の決め手について「新しい冒険をしたかった。大宮からオファーをもらったとき、いい印象だったので悩まずに決断した」と語った。

 199cmの高さとフィジカルを生かしたプレー、足元の技術も兼ね備える強力フィニッシャー。2016年に名古屋に加入すると、移籍1年目はJ1リーグ21試合で11ゴール、昨季はJ2リーグ40試合でチーム最多18ゴールを記録。J1昇格プレーオフ準決勝千葉戦(4-2)ではハットトリックを達成し、名古屋のJ1復帰に大きく貢献した。

 シモビッチは昨季の「18+3」=21ゴールを目標に掲げたが、「一番大切なことはJ1に戻ること」と強調。大宮でも再びJ1復帰のミッションに挑むが、「今年もJ1に帰るという目標がありますが、ひとつ違うのはプレーオフではなく優勝して戻るのが今年の目標」と眼光鋭く語った。

 J1復帰に重要なことは何かと聞くと、「ほかのチームに対して自分たちが強いという印象づけをすることが大事」と指摘。「そのためには開幕から勝ち点3をとって、リーグの序盤から大宮は強い、大宮は怖いという印象を周りに植え付けることが大切だと思います」と開幕ダッシュの重要性を説いた。

 この日はNACK5スタジアム大宮で行われた初練習で汗を流し、「自分のコンディションを戻すには好感触でした」。背番号は9に決定。スウェーデン時代も名古屋でも常にこの番号を選んできたというゴールハンターは「9番はストライカーの番号」と強いこだわりをのぞかせた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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