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サンチェス移籍問題に揺れるアーセナル、ボーンマスに痛恨の逆転負けで8戦ぶり黒星

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アーセナルはまさかの逆転負け

[1.14 プレミアリーグ第23節 ボーンマス2-1アーセナル]

 プレミアリーグは14日、第23節を行った。アーセナルは敵地でボーンマスと対戦し、1-2で逆転負けを喫した。

 アーセナルは10日のカラバオ杯チェルシー戦から1人の変更にとどまり、GKダビド・オスピナに代えてGKペトル・チェフを先発起用。怪我が心配されたMFジャック・ウィルシャーもスターティングメンバーに名を連ねた。一方でMFメスト・エジルが負傷のため欠場。FWアレクシス・サンチェスは遠征メンバーから外れている。

 引き続きアーセン・ベンゲル監督がスタンド観戦のアーセナルは前半8分、FWアレクサンドル・ラカゼットがPA右のライン際からマイナスに折り返すと、フリーで受けたMFエインズリー・メイトランド・ナイルズが粘って右足を振り抜いたが、クロスバー直撃。35分には、裏に送られたパスに反応したFWダニー・ウェルベックが相手DFと体を入れ替えて右足で狙うも、飛び出していたGKアスミール・ベゴビッチに防がれた。

 下位に沈むボーンマスは、アーセナルに押し込まれながらも得点を許さず時間を進めると、前半40分に決定機。右サイドからのクロスがファーサイドまで流れ、フリーとなっていたMFライアン・フレイザーが左足シュート。しかし、カバーに入ったDFカルム・チャンバースのブロックに阻まれ、チャンスをモノにできなかった。

 試合が動いたのは、スコアレスで迎えた後半立ち上がりだった。アーセナルは7分、ボーンマスの高い位置からのプレスをワンタッチ、ツータッチのボール回しでいなすと、FWアレックス・イウォビが絶妙スルーパス。右サイドの裏を取ったDFエクトル・ベジェリンがドリブルでPA内に侵入し、そのまま右足でねじ込んだ。

 ベジェリンの2試合連続ゴールで先制したアーセナルだが、サイドからの攻勢を強めたワトフォードが後半25分に同点に追いつく。右サイドからフレイザーがDFとGKの間に鋭いクロスを入れ、飛び出したGKチェフの直前でFWカラム・ウィルソンが左足で合わせ、1-1。試合は振り出しに戻った。

 流れを変えたいアーセナルは後半29分、チャンバースに代えてMFアローン・ラムジーを投入。しかし、直後に逆転ゴールを決められてしまう。ワトフォードはPA内のウィルソンにロングパスが送られ、収めたところに駆け上がってきたMFジョードン・アイブが右足シュートをねじ込み、2-1と試合をひっくり返した。

 同点からわずか283秒で逆転されてしまったアーセナルは、後半31分にイウォビを下げてFWセオ・ウォルコットをピッチに送り込む。しかし、ホームクラブの守備を崩すことができず、そのまま1-2でタイムアップ。アーセナルは12月2日の第15節マンチェスター・ユナイテッド戦以来、8試合ぶりの黒星を喫した。

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