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「NACK5は点を決められる」大宮加入のFW佐相壱明、“針谷くんと同じ”34番に

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大宮の新体制発表会に出席したFW佐相壱明

 緑からオレンジに“衣替え”だ。FW佐相壱明(昌平高)が大宮アルディージャの新体制発表会に出席した。高卒ルーキーの加入は2011年のFW清水慎太郎以来、7年ぶり。プロ1年目のシーズンへ、「出た試合で必ずゴールという形で結果を残すことが大事だと思う。しっかり結果を残して生き残っていきたい」と気合十分に第一歩を踏み出した。

 背番号は34番に決定。昌平の一学年先輩、U-20日本代表MF針谷岳晃が磐田で背負う番号と同じという“縁”もあり、「親近感がある。針谷くんと同じ番号で良かったな」と笑顔をこぼした。大宮ユースから昇格した同期のFW奥抜侃志は33番。「トレセンでも一緒にやっていて、奥抜には負けたくない」と闘志をむき出しにした。

 今月10日に入寮。チームメイトとともに自主練に励み、14日に初練習を迎えた。本拠地NACK5スタジアム大宮では高校時代から得点を積み重ね、16年度の総体予選決勝聖望学園戦では4-4で突入した延長後半に劇的な決勝ゴール。17年度も選手権予選の準決勝武南高戦(5-0)、選手権1回戦の広島皆実高戦(1-1 PK4-3)でゴールネットを揺らすなど、「NACK5は点を決められるスタジアム」といいイメージを持っている。

 その選手権で優勝候補の一角として注目された昌平はまさかの2回戦敗退。「泣かないタイプだと思っていたけど、応援団を見たら泣いて、ロッカールームで監督に会っても泣いた」。敗退後はオフもあったが、ライバルたちの雄姿を直視できず、「なかなか見る気になれなくて…。悔しかったですね」と素直な胸の内を明かした。

 相手の背後を突いた抜群のスピード、動き出しから“好相性”のNACK5でゴールを量産する。目標とする選手はFW大迫勇也(ケルン)。「大迫選手の動きを参考にしながら自分の持ち味を加えて、佐相壱明らしいプレーをしていきたい」。同校の藤島崇之監督からは「厳しい世界に飛び込むんだから覚悟を持ってやれ」と激励を受け、「浮き足立つことなく地に足をつけてやっていきたい」と強い決意をにじませた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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