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帝京大可児の選手権躍進は「嬉しさと羨ましさ半々」、岐阜入団の中大MF三島頌平が加入一年目の活躍誓う

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MF三島頌平が加入一年目からの活躍を誓う

 中央大のゲームメーカー・MF三島頌平は来季からFC岐阜に加入する。4年生時には怪我により前期リーグ11試合しか出られなく、「(プロに)なりたいとは思っていたけど少し焦りや不安もあって…だから率直に嬉しいです」とプロ入りを喜ぶ三島。岐阜加入の決め手について、「自分のことを一番早く評価してくれて、チームも自分に合っている」と語った。

 岐阜出身の三島がサッカーを始めたのは5歳の頃。2歳上の兄の影響で自然とボールを蹴っていたという三島は帝京大可児中帝京大可児高で実力をつけ、高1、高2時には全国高校サッカー選手権に出場している。今年度の選手権で初の3回戦進出を果たした母校について、「嬉しい気持ちと羨ましい気持ちが半々。母校の名前が全国に広まって嬉しい」と口にしつつ、「一番出たかった3年生のときに出られなくて。だから活躍を見てて、正直すごく羨ましかった」と過去の悔しさについても振り返った。

 大学進学後はゲームメーク力を発揮してボランチで台頭。自らの持ち味について「ボールを受けてリズムを作るところ」と明かし、「ロングパスも持ち味のひとつなので、ショートパスをつなぐ岐阜のサッカーに変化として長いボールも加えられれば」と新天地でのイメージも少しずつ固まってきている。しかし実際に参加した岐阜の練習では「3時間の練習がすべて戦術練習。内容もこれまでにやったことがないものですごく頭を使う。慣れるのが大変」と大木武監督のサッカーへの驚きを語っていた。

 楽しみにしている対戦相手として、高校時代に「互いの実家を行き来していた」と語るほど仲が良かったという徳島ヴォルティスの新10番MF杉本太郎を挙げている三島。昨季活躍した中盤のMF庄司悦大やMFシシーニョが抜けた枠を狙いつつ、「監督は選手に合った適正なポジションっていうのを見抜くのでどんなポジションでも。開幕スタメンを目指して全試合出場できるように頑張りたい」と貪欲に、プロ一年目に挑んでいく。

(取材・文 石川祐介)
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