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「NIKE NEXT HERO プロジェクト」選抜がイタリアで初練習。清水トップ昇格のMF滝「相手のゴール前で仕事がしたい」

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清水トップチームへ昇格したMF滝裕太は“インテル戦”へ意欲

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017プレミアリーグにおける「NIKE NEXT HEROプロジェクト」ポイントランキング上位選手中心に構成されたイタリア遠征メンバーは現地時間23日午前、ミラノ市内の“ジャチント・ファッケッティ”センター (インテル下部組織練習施設)でインテルアカデミーコーチが見守る中、技術系のトレーニングと8対8、体力測定を行った。

 前日に20時間かけてイタリア入りし、この日が初練習。インテルのトレーニングウェアに着替えて現れた選手たちは、インテルアカデミーのテクニカルディレクターから「良い経験になるように頑張ってください」とエールを受けると、ピッチで集中したトレーニングを行った。

 選手たちは身体の向きやボールの置き方についてのアドバイスを受けながらメニューを消化。参加18人を2つに分けた8対8+GKでは2日前に集まったばかりの選手たちが、即効でコンビネーションを披露していく。そして、MF滝裕太(清水ユース3年)のゴールを皮切りに、FW平墳迅(清水ユース3年)やMF中村駿太(青森山田高3年)らがゴールを連発。その後、跳躍や5m走、10m走、15m走の測定を行って午前中のメニューを終了した。

 昇格した清水トップチームの始動を経て今回のイタリア遠征に参加している滝は、「ナイキさんにも感謝しないといけないですし、自分を育ててくれたエスパルスにも感謝したいです」と貴重な経験の機会を与えてくれた関係者たちに感謝。そして、イタリア遠征で海外の選手相手にも堂々と自分の力を発揮する意気込みでいる。

「やっぱり自分の良さをどんどん出すことが今後プロに入っていく上でも大事なことなので、それができるようにしたいです。ドリブルだったり、ラストパスだったり、シュートもそうなんですけれども、相手のゴール前で仕事がしたいですね」

 滝は昨夏、チーム事情でU-18日本代表を辞退して以降、腰の負傷などもあって年代別日本代表から遠ざかっている。「悔しい思いをしている」彼にとって、ナショナルトレセンコーチとU-19日本代表コーチを兼任する秋葉忠宏コーチも帯同している今回のイタリア遠征は学ぶ場であると同時に、アピールの場でもある。

 インテルアカデミーのトレーニング施設で刺激も受けた。この日は「NIKE NEXT HEROプロジェクト」選抜メンバーのトレーニング中、隣のピッチでは、週末にミランとの“ダービー”控えるインテルのプリマヴェーラの選手たちがトレーニングを行っていた。この中の6、7割の選手がセリエA、Bなどを含めてプロになっていくという説明を受けてスタッフたちは驚いていたが、選手たちは将来、同年代の彼らと世界で真剣勝負することも目標だ。

「自分もああいう中で今後やっていきたい。世界に出て活躍したいです」と滝。各選手は自分たちより明らかに一回り以上大きな選手たちに目をやりながら、意識を高めていた。現地時間の24日と25日にはインテルアカデミーとの練習試合。滝は「勝ちにこだわっていくのと自分をどんどん出してアピールしつつ、周りを活かしていきたい。代表にも入りたいのでアピールして代表に入りたいです」と力を込めた。新Jリーガーにとっても貴重な経験だが、学ぶだけでなく、実力を世界で示してくる。
 
(取材・文 吉田太郎)

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