マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、うわさされているFWクリスティアーノ・ロナウドの獲得を否定した。

　2003年から2009年までマンチェスター・Uで活躍したC・ロナウドはその間、3度のプレミアリーグ優勝、1度のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の制覇を成し遂げ、バロン・ドールを初めて受賞した。その後、レアル・マドリーに移籍したポルトガル代表FWだが、今シーズンは不調が続き、サンティアゴ・ベルナベウからの退団が囁かれている。

　同選手の移籍先として考えられているのが、古巣マンチェスター・U。しかし、モウリーニョ監督は同選手の獲得に前向きではなく、教え子はR・マドリーでプレーし続けると話した。

「私は火に油を注げる最後の1人だと思う。今のマドリーは火事の状態だ。私は3年間そこで働いたから、良くない結果が気になっているし、その火を強くしたいとは思わない。だから、その火に水をかけ、鎮火の手助けをしたい」

「クリスティアーノは全ての監督が欲するタイプの選手だ。しかし、たった1人の監督だけが彼を起用でき、1つのクラブだけが彼と契約できる。それは、ジネディーヌ・ジダンとレアル・マドリーだと私は考えている」

　バロン・ドールを5度受賞し、今年2月で33回目の誕生日を迎える同選手だが、今シーズンはリーグ戦15試合に出場し、6ゴールのみと不振を極めている。

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