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仙台FW平山相太が現役引退…「度重なるけがのため」と決断、古巣・FC東京への想いも吐露

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現役引退を発表したFW平山相太

ベガルタ仙台は26日、FW平山相太(32)が現役を引退することが決まったと発表した。昨年末に契約更新が発表されていた中での急転劇。将来を嘱望され続けた190cmの大型ストライカーが昨季限りでユニフォームを脱いだ。

 1985年生まれの平山は国見高1年時の2001年、高円宮杯と高校選手権の2冠制覇に大きく貢献。とりわけ選手権での活躍から注目が集まり、02年には7得点、03年には9得点を挙げ、史上唯一の2大会連続得点王に輝いた。

 高校卒業後は筑波大に進学し、04年には19歳でアテネ五輪に出場。05年には大学を休学(のちに退学)してオランダ・ヘラクレスに加入し、海外生活に身を置いた。06年、再び日本に戻ってFC東京に移籍すると、徐々に主力の立場を確立。09年のナビスコ杯決勝ではゴールを決め、タイトル獲得に大きく貢献した。

 その後は足首などの負傷もあり、徐々に出場機会が減少。17年は仙台に移籍したが、公式戦への出場はなかった。クラブの公式サイトを通じて、「度重なるけがのため、現役から退き、引退することを決断いたしました」と決断のきっかけを述べている。

 さらにコメントは長文にわたり、古巣FC東京への想いも吐露。「11年間在籍しましたFC東京には、自分の家のような感覚を持っています。喜び、楽しさ、悔しさ、悲しみ、たくさんの思い出があります。多くの方々との出会いも宝物です。2010年にJ2降格が決定し、絶望感の中にいる状況でも応援し続けてくれたファン、サポーターのみなさまの言葉が今でも忘れられません。これからもFC東京は強くなり、大きくなると思っています」とメッセージを送った。

「現在までご指導いただいた方々のおかげで今日までプロサッカー選手としてプレーすることができました。今でも先生方、監督は自分の憧れ、夢、目標です。ご指導いただきありがとうございました」とかつての指導者に謝意を示すと、「最後に、どんなときも笑顔で支え続けてくれた妻と子どもたち、15歳で家を出て心配ばかりかけてしまった両親に心から感謝しています。本当にありがとう。これからもよろしくお願いします」と家族に感謝。「13年間たくさんのご声援、本当にありがとうございました」と締めくくられている。

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