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プレーオフ制した柏、3発完勝で3年ぶりのACLへ!!

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柏にとって4度目となるアジアへの挑戦が決まった

[1.30 ACLプレーオフ 柏3-0ムアントン・U 柏]

 昨季リーグ4位の柏レイソルは、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)本戦出場権を懸けてタイのムアントン・ユナイテッドとホームで対戦した。試合は後半に入り攻撃陣が爆発。FWクリスティアーノの2ゴールとFW伊東純也の1ゴールで柏が完勝。3年ぶりとなるACL出場権を勝ち取った。

 今季大宮から加入した背番号10、MF江坂任が4-5-1のトップ下で公式戦デビュー。江坂の両脇には昨年のE-1選手権で日本代表入りした伊東純也が右、FWハモン・ロペスが左に入り、最前線にはクリスティアーノが入った。
 敵地に乗り込んできたムアントン・Uは、2月1日から広島に期限付き移籍で加入するFWティーラシンが2トップの一角で先発、同じく2月1日から神戸への期限付き移籍が発表されているDFティーラトンは3-5-2の左ウイングバックでスタメンに名を連ねた。
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 柏がボールを握り、ムアントン・Uがカウンターを伺う展開が続くも、柏はアタッキングサードから先でミスが散見し、シュートまで持ち込むことができない。MFキム・ボギョンがミドルレンジから狙ったがシュートは枠を逸れていった。

 23分、クリスティアーノの右クロスがファーサイドの江坂に通る。落下地点でフリーになっていた江坂が狙いすまして右足を振り抜いたが、ボレーシュートはゴールマウスを捉えることができない。

 前半終了間際には、クロスボールが柏最終ラインの裏にこぼれてムアントン・Uが決定機を迎えたが、GK中村航輔が鋭い反応でピンチをしのぎ、スコアレスのまま最初の45分を終えた。

 後半になっても変わらず柏が長い時間ボールを保持する。5分、MF大谷秀和の裏への浮き球に反応したクリスティアーノがGKもかわして中央に折り返したが、合わせることができず。だが直後に試合は動く。伊東が右サイドをドリブルで切り裂いてゴールライン際で中央に折り返すと、クリスティアーノがやすやすとゴールに流し込み、柏がついに均衡を破った。

 鋭い寄せを見せる柏は、ムアントン・Uにチャンスも与えず、なおも攻撃の手を強めていく。ハモン・ロペスのクロスをダイレクトで合わせたのを皮切りに、江坂が3度の決定機を迎えたがいずれもムアントン・U守備陣にしのがれてしまう。それでも柏はMFキム・ボギョンのスルーパスに抜けたクリスティアーノがドリブルで持ち込んで再びゴールを陥れた。

 2点のリードを奪った柏は、新戦力のFW瀬川祐輔とMF小泉慶を投入。瀬川をトップ下に入れて江坂を2列目左サイドへ、小泉はボランチに入った。

 ムアントン・Uは最後までゴールに迫ったが、ティーラシンのシュートをDF中谷進之介にゴールライン上でクリアされるなど、柏にうまく守りきられ最後までゴールを割ることはできず。44分にはDFユン・ソギョンのクロスを伊東がトラップから流し込んでダメ押し。直後にソギョンを下げてDF亀川諒史を入れ、交代枠を使い切って90分を終えた。

 本選出場を決めた柏は、グループEで全北現代(韓国)、傑志(香港)、天津権健(中国)と対戦。初戦は2月13日、敵地での全北現代戦となる。

(取材・文 奥山典幸)

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