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ジャッジに後手を踏んだ柏…大谷「うまくやんなきゃいけなかった」

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柏は2013年の4強越えに挑む

[1.30 ACLプレーオフ 柏3-0ムアントン・U 柏]

 2015年と同様、プレーオフからのACL参戦となる柏レイソル。対戦相手は3年前のチョンブリと同じくタイリーグに属するムアントン・ユナイテッドとなった。同チームは昨季のACLでは決勝トーナメントに進出。決勝トーナメント1回戦では川崎Fに屈したが、グループリーグでは鹿島にも勝利していて実力は折り紙付きで、「どういうサッカーをやってくるかわかっていましたけど、クオリティーは思っていた以上に高かった」とDF小池龍太は認める。

 自身4度目のACLとなるキャプテンのMF大谷秀和は「(ボールを)取れそうで取り切れない」ことがあったと言い、2回目のアジアを戦うDF中山雄太は「体の使い方が思ったよりうまかった」とムアントン・U戦を回想した。

 さらに、審判の笛に泣かされたことが“想定外”だった。フィジカルコンタクトがあると柏のファウルを取られる場面が多く、柏の選手だけでなくスタンドを黄色く染めたサポーターもフラストレーションを溜め込んだ。実際、柏の直接FKが6本だったのに対し、ムアントン・Uのそれは25本にも及んでいる。「ファウルじゃないだろうなというところで取られてたのは、気をつけるというか、うまくやんなきゃいけなかった」。ACL25試合目、アジアでの戦いをよく知る大谷は、チームとして対応できなかったことを反省をする。

 とはいえ、一発勝負の重要な一戦で勝利をおさめることに成功した。「2018年初戦ということで、少し守備のバタつきもありましたし、攻撃の面で話し合いが必要なところもあるので、課題が出たということで結果も含めてよかったと思います」(小池)。上場の滑り出しで、柏の2018シーズンが幕を明けた。

(取材・文 奥山典幸)

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