beacon

シメオネ「フットボールでは攻撃の度合いよりも、その明確性が物を言う」

このエントリーをはてなブックマークに追加

攻撃について語ったディエゴ・シメオネ監督

 4日のリーガ・エスパニョーラ第23節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのバレンシアを迎える。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督率いるバレンシアがアトレティコに似たチームであるとして、警戒感を表している。

「彼らのプレーは、私たちと相当に似ている。並外れたことをやってのけているよ。私はリーガが開幕した頃にも、彼らが欧州カップ出場王権を争うだろうと言っていた。彼らは素晴らしい監督とともに、その力を存分に発揮している。アトレティコとバレンシアは微妙な違いこそあれど、チームとして求めることについて明確なアイデアを有している」

 また明日の試合では、縦に速い攻撃が鍵を握るとの見解も示した。

「フットボールにおいて最も難しいことは、守備から攻撃のトランジションだ。だからこそ素晴らしいボールを出せる選手と、スピードのある選手が必要となる。明日の試合で、私はそういった形でプレーする意図を持っている」

「コケとサウールのダブルボランチを採用する可能性? ガビが中央でコケがサイドという普段の形でプレーする可能性もある。それも素早い攻撃を仕掛ける形の一つだ」

 シメオネ監督は、攻撃において最も重要なのがフィニッシュの部分などで「明確性」を持つことだと説いている。

「ラス・パルマス戦ではグリエーズマンのシュートがポストに当たり、コケのそれはクロスバーを越え、ガビのはGKに阻まれた。フットボールは攻撃の度合いよりも、その明確性が物を言う。より快適な状況などなく、ただ明確であるかどうかだ」

 アルゼンチン人指揮官はその一方で、レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が「リーガの優勝争いはまだ終わっていない」と発言したことについて問われ、「読むことも、耳にすることもなかった。私たちは明日の試合に集中している。毎週にわたって数字を、チームを良くすることだけに焦点を合わせている」と返した。

●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP