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4発完勝の柏、FW伊東純也が1G3Aの大活躍!! 「全試合で得点に絡む」と“有言実行”中

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全4得点に絡む大活躍を見せた柏レイソルFW伊東純也

[2.4 PSM 千葉1-4柏 フクアリ]

 持ち味の1対1で相手を上回り続け、日本代表の肩書きにふさわしい大活躍を見せた。柏レイソルFW伊東純也は1ゴール3アシストでチームの全得点に絡み、『ちばぎんカップ』の最優秀選手賞(MVP)を獲得。「調子はそんなに良くなかった」と振り返ったものの、「得点に絡むのが自分の仕事なので良かった」と笑顔がこぼれた。

 前半の内容は「うまくいかない部分が多かった」(伊東)というものだったが、右サイドハーフで先発した背番号14は随所で持ち味を見せつけた。前半7分、鋭いターンでFWクリスティアーノの突破を呼び込むと、その後もセットプレーでチャンスを誘発。同アディショナルタイムにはドリブルで対面のDF高木利弥を振り切り、スライディングで止めにかかった相手にイエローカードが提示された。

 そうして迎えたハーフタイム明け、MF大谷秀和との“阿吽の呼吸”でついにスコアを動かす。後半2分、大谷から供給された浮き球のクイックFKに対し、PA左で相手DFを置き去りにするとゴール前まで一気に突破。「打とうと思ったんですけど、チャンスを確実なものにするため出した」という冷静な横パスから、クリスティアーノのゴールを生んだ。

 さらに後半30分、今度は右サイドでマークを引きつけると、FW瀬川祐輔のミドルシュートを呼び込んで追加点を奪取。同40分には瀬川の縦パスに反応して左サイドを抜け出し、相手GKと1対1に。「相手が突っ込んできたのでうまく切り返せて、GKの逆を突くことができた」と、またしても対面の相手を翻弄する形で自らゴールを陥れた。

 この日の伊東はそれでも止まらない。千葉に1点を返された後半アディショナルタイム、DF今井智基のロングフィードに反応すると、自慢のスピードで右サイドを単独突破。優しく出したグラウンダークロスでニアサイドの相手をかわすと、FWハモン・ロペスがゴールに流し込み、ダメ押しの4点目にも関わった。

 今季の目標は「毎試合得点に絡んでいくこと」という24歳。今季開幕戦となった1月30日のACLプレーオフでも1ゴール2アシストで全得点に絡み、ここまでのところ“有言実行”を続けている。次の試合は13日に行われるACLグループリーグ第1節の全北現代戦。「ACL優勝、Jリーグ優勝」というチームの大目標を果たすため、日立台のスピードスターが絶好のスタートを切った。

(取材・文 竹内達也)

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