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高徳フル出場、伊藤途中出場で右サイド“共演”のHSVは2戦連続ドロー

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2試合連続でフル出場したDF酒井高徳

[2.4 ブンデスリーガ第21節 ハンブルガーSV1-1ハノーファー]

 ブンデスリーガは4日、第21節3日目を行い、DF酒井高徳とFW伊藤達哉所属のハンブルガーSVはホームでハノーファーと対戦し、1-1で引き分けた。3バックの右で先発した酒井は後半から右サイドバックにポジションを移し、2試合連続フル出場。ベンチスタートとなった伊藤は後半開始から途中出場した。

 ベルント・ホラーバッハ新監督の初陣となった前節、3試合ぶりに先発復帰した酒井は3バックの右ストッパーに入り、この日も同じ位置で先発。堅い試合の入りとなったが、前半33分にはFKの流れから酒井がPA手前で右足を振り抜き、ミドルシュート。これは相手のブロックに阻まれると、前半37分には先制点を献上してしまう。

 ハノーファーの右CKを酒井がクリアしたボールがPA手前にこぼれ、これに反応したMFイヴェル・フォッスムが胸トラップから巧みにコントロールし、右足ハーフボレーをゴール左下隅に叩き込んだ。

 0-1で前半を折り返したハンブルガーSVは後半開始と同時に交代カードを切り、DFデニス・ディークマイアーに代えて伊藤を投入。システムを4バックに変更し、伊藤は右サイドハーフに入り、酒井高は右サイドバックにポジションを移した。

 後半6分には裏を取られた酒井がアーリークロスをクリアしきれず、ハノーファーFWイーラス・ベブが決定的な右足シュート。ヒヤリとさせられたが、GKクリスティアン・マテニアが至近距離のビッグセーブで凌いだ。

 こう着状態が続いたが、終了間際の後半41分、ハンブルガーSVがセットプレーから試合を振り出しに戻した。MFセヤド・サリホビッチが左足で蹴り込んだ右FKがファーサイドに抜けると、ゴール左に走り込んだMFフィリプ・コスティッチが右足で押し込んだ。

 コスティッチは2試合連続の同点ゴール。後半アディショナルタイムには右サイド深い位置から伊藤が鋭いクロスを入れ、コスティッチがこぼれ球を右足で叩いたが、これは惜しくもクロスバーを越え、1-1のままタイムアップ。ハンブルガーSVは2試合連続のドロー。ホラーバッハ監督の初勝利はお預けとなった。

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