イングランドサッカー協会(FA)は、試合中に物議を醸しかねない行動をとったワトフォードのFWトロイ・ディーニーに処分を下さない決定を下した。

　5日に行われた4-1でワトフォードが勝利したチェルシー戦で、前半42分にPKから先制点を奪ったディーニー。すると、同選手はこの得点を挙げた直後にゴール裏に陣取るチェルシーサポーターに向けて中指を立てるパフォーマンスを行っていた。

　しかし、主審のマイク・ディーン氏は、ディーニーに対してカードを提示することもなく、さらに調査を行ったFAもいずれの処分も下さないことを決めている。

「ワトフォードのトロイ・ディーニーが行ったチェルシー戦でのゴールパフォーマンスに対して処分を科さない。3人の元審判員で構成された委員会にてこの場面について調査した。しかし、特定の人物に対する行為ではないと判断したため、処分に価しないとの結論に達した」

　今季すでに2度、合計7試合の出場停止処分を受けているディーニーだが、辛うじて処分を免れた結果となった。しかし、FAは今後の振る舞い次第では処分を下す可能性があると同選手に警告している。

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