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横浜FMキャンプから日本高校選抜合流のCB生駒仁「プレーで違いを見せないといけない」

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横浜FMのキャンプから合流したCB生駒仁(鹿児島城西高)は高校選抜を勝たせるプレーを誓う

[2.9 練習試合 日本高校選抜 4-1 早稲田大]

 プロ選手としての自覚を持っての日本高校選抜参加だ。横浜F・マリノスの一員として新シーズンをスタートしているCB生駒仁(鹿児島城西高)は、横浜FMのキャンプから前日8日夜に高校選抜に合流。早速9日午後の練習試合に先発し、プレーした1本目30分間と3本目10分間の計40分間を無失点で終えた。

 ルーキーとして臨んだ横浜FMのキャンプは、初めて体験することが多く、独特の緊張感の中での日々だった。今回、同世代の高校選抜の選手たちとの練習、試合はまた違う雰囲気の中で、また違うモチベーションを持ってのプレーに。「試合で、プレーで違いを見せないといけないと思うので、自分の特長を出して、プレーで魅せれるように頑張っていきたいなと思っています」とJリーガーの力を示し、チームを勝たせるプレーをすることを誓った。

 この日は早稲田大相手に存在感あるプレーを見せていた。フィールドプレーヤー最長身の185cmの高さとコンタクトの強さ、広範囲のカバーリングによる安心感をチームに加え、ポゼッションの中では「キャンプで(横浜FMの)チームのスタイル的にボールを繋ぐというところで、縦パスを通すという意識は強くなったと思います」という縦パスも披露。選手権鹿児島県予選決勝で敗れ、選手権に出場することはできなかった生駒だが、今後も強い自覚を持ってチームの勝利に貢献していく。

 10日の「NEXT GENERATION MATCH」は鹿児島城西の主将として目指してきた埼玉スタジアムでの試合となる。「色々注目されると思いますけれども、まずは勝つために体張るとか、高校でもそういうことを学んできたので出せればいいと思います。いつも出る時はゼロに抑えたいと思っていたので、継続していきたい」と意気込んだ。

 高校選抜での活躍は年代別日本代表復帰にも繋がるはず。昨年苦しんだ故障から復調した“逸材CB”が埼スタでのプレーや勝利、そして「ヘディングで勝負してみたいです」という欧州遠征での活躍を将来へのステップとする。

(取材・文 吉田太郎)
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