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「シンジは計算できる選手」ドルトムント指揮官、香川真司への信頼を強調

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ドルトムント指揮官がMF香川真司への信頼を強調

 日本代表MF香川真司は負傷さえしない限り、ドルトムントではこの先、当分スタメン落ちの心配はないかもしれない。ペーター・シュテーガー監督は背番号23への信頼を改めて強調した。

 10日に行われるブンデスリーガ第22節でハンブルガーSVをホームに迎えるドルトムントだが、香川の先発出場はほぼ確実。新体制の下で公式戦7試合に連続フル出場を果たし、その中で3ゴール2アシストを記録するなど好調な選手はシュテーガー監督率いるチームでもはや欠かせない存在となっている。

 ドイツメディアでもそのパフォーマンスが取り上げられ、『キッカー』では先日香川は新体制の「勝者」と称された。そして、8日に開かれたHSV戦に向けた会見でも地元メディアの取材陣から香川に関する質問が飛ぶ。「あなたの下でとりわけ調子を上げているのは香川真司だと思われるが、貴方の目指すサッカーにおいて彼はどのような位置づけなのだろうか。また、彼をいかにトップフォームに導いたのか」と聞かれたオーストリア人指揮者はこのように返した。

「我々スタッフは選手たちをサポートすることを心掛けているが、彼らが見せるパフォーマンスは彼らによるもの。選手は時期によって良いプレーをより簡単に出せる時があれば、そうでもなく、悩んでしまったりすることだってある。2~3試合良いプレーをしたら、自然と調子を取り戻す時もある。そういった場合も含めて我々は見守りつつサポートするだけだ」

「シンジは頼りにできるプレーヤーであって、概ね何を期待できるのか計算できる選手でもある。彼のサッカーは努力、技術、ゴールを脅かす能力など様々な要素から成り立っている。彼は安定したパフォーマンスを見せる選手たちの1人で、我々も彼にとても満足しているよ」

 また、最近の好調ぶりの要因についても触れている。

「彼は我々のサッカーにおいて自分のプレーに変化を加える必要がほとんどなかっただろう。ゴールを脅かすプレーヤーであるため、他と一緒に前線に向かい攻撃に参加することを求めている。重要なスペースにも可能な限り入ってくれる、チームの固定的な要素だ」

 前節ケルン戦でチェルシーからレンタルで加わったFWミシー・バチュアイが2ゴール1アシストとチームを3-2の勝利に導いている。そんな中、香川はバチュアイの1点目、そしてアンドレ・シュールレによる決勝弾の起点となって貢献。この試合こそでは数字となる記録を残せなかったものの、シュテーガー監督はその働きを見落とすことはないかもしれない。

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