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代表遠征で飯島と同部屋だったJ選抜MF福岡「陸くんに決められて悔しい」

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昨年のU-17W杯ではU-17日本代表のキャプテンも務めたU-18Jリーグ選抜MF福岡慎平(京都U-18)

[2.10 NEXT GENERATION MATCH U-18 Jリーグ選抜 1-2 日本高校選抜 埼玉]

 悔しさも倍増だった。U-18Jリーグ選抜のMF福岡慎平(京都U-18)は「立ち上がりは主導権を握って、いい仕掛けもできた。そこで決めていたら分からなかったと思うけど、失点してから自分たちのサッカーができなくなった」と振り返った。

「2日間しか準備期間がなかった」という急造チームだったが、福岡がキャプテンを務めた昨年のU-17W杯メンバー7人を擁し、福岡、FW宮代大聖(川崎F U-18)、MF上月壮一郎(京都U-18)の3人は今年1月末からスペイン遠征を行ったU-19日本代表でもチームメイトだった。

 福岡が「宮代とは分かり合っている」と話すとおり、決してチャンスをつくれていなかったわけではないだけに、悔やまれるのは決定力不足と守備の連係ミス。「守備での声のかけ合い、みんなの関係がズレていた。2失点目のロングスローももったいなかったし、みんなで声をかけ合いながらやれればよかった」と唇を噛んだ。

 何より日本高校選抜FW飯島陸(前橋育英高)にゴールを許したことが悔しかった。U-19日本代表のスペイン遠征で飯島と同部屋だったという福岡。代表初選出だった選手権得点王とは初対面だったが、遠征を通じて親交を深めた。

「同部屋でいろいろ話して、だんだん仲良くなった。今日の試合前もいろいろ話していたし、その陸くんに決められて悔しい」。飯島とFW町野修斗(履正社高→横浜FM)の2トップは警戒していたが、その飯島が1ゴール1アシスト。町野にも得点こそ許さなかったが、6本のシュートを打たれ、「2人のコンビネーションは手ごわかったし、やりづらかった」と率直に相手を称えていた。

(取材・文 西山紘平)
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