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[新人戦]選手権予選決勝のリベンジ!桐生一CB中野が決勝ヘッド:群馬

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後半2分、前橋育英高CB中野就斗が決勝ヘッド

[2.11 群馬県新人大会決勝 前橋育英高 0-1 桐生一高 下増田運動場A]

 桐生一高はCB中野就斗(2年)が値千金の1点を叩き出した。後半2分、左CKをファーサイドで引き出すと、豪快な決勝ヘッド。「練習でもあそこはチャンスになることが分かっていたので、あそこで要求して良かったです。嬉しかったです」と喜んだ。

 中野は、同じく前橋育英高と戦った選手権予選決勝でも先発フル出場。その試合は後半終了間際の失点で敗れていたが、落ち着いた守りで相手の攻撃を跳ね返し続ける。

 特に、選手権全国決勝で劇的決勝点を決めてヒーローになっている前橋育英FW榎本樹(2年)に対しては、「選手権(予選)で当たっているので絶対に負けられないと思っていた」と意地で食らいついた。榎本にシュート3本を許したが、身体を張って得点を許さず。前半5分に退場者を出して大半の時間帯を数的不利で戦いながらも1-0で勝ち、先輩たちの悔しさを一つ晴らした。

 今年、桐生一はプリンスリーグ関東に昇格する。「参入が決まったので、チームのモチベーションも上がっている。プリンスに向けていい方向に向かっている」と中野。まずは県内1冠を果たした桐生一のチームリーダーは、4月開幕のプリンスリーグ関東で前橋育英やJアカデミーからの白星を重ねることを誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)

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