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反差別団体、被害訴えたバロテッリへの警告に抗議「容認できないし、間違いだ」

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人種差別被害を訴えたマリオ・バロテッリ

 反差別団体の『キック・イット・アウト』は、人種差別被害を訴えたニースFWマリオ・バロテッリに対し主審が警告を提示したことについて、「受け入れらない決断」との声明を発表した。

 10日に行われたリーグ1第25節ディジョン戦に出場したバロテッリ。フル出場したイタリア人FWだったが、この試合でシュートミスをした際に、スタンドから人種差別的チャントを受ける。これに対し、選手はスタンドを指して被害を訴えたが、ニコラス・レインビル主審はバロテッリに対してイエローカードを提示していた。

 この判定に、『キック・イット・アウト』は12日に声明を発表。人種差別の被害を訴えたバロテッリが罰を受けるのは容認できないし、間違いだと強く訴えている。

「この判定は受け入れられないし、明らかな間違いだ。マッチオフィシャルは、差別行為があれば試合を中断するというUEFAのプロトコルに反する行動をとった。ディジョンサポーターの言動と主審の間違った行為に対してフランスサッカー協会に強く抗議する」

 また、ニースのジャン・ピエール・リベール会長も「私は憤慨している。直近4試合、我々は11対12で戦っているようなものだ」と不満を露わにした。

 さまざまな批判を受け、フランスサッカー協会は15日にバロテッリの警告について協議すると、フランス複数メディアが報じている。
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