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モラタ告白「レアルの僕はプランBの選手。重要な試合でプレーできなかった」

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レアルで不遇の時を過ごしたアルバロ・モラタ

 チェルシーFWアルバロ・モラタが、昨夏にレアル・マドリーを退団した理由を明かした。

 2014年夏にカンテラから過ごすレアルを離れて、ユベントスに加わったモラタ。レアルは2016年の夏に買い戻しオプションを行使したが、古巣に復帰した同選手は出場機会の少なさからか、昨夏にチェルシーに移籍している。

 モラタはスペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューで、この一連の移籍について振り返った。昨夏にレアル退団を決断した理由は、同チームで「プランB」の選手として扱われ、ビッグゲームに出場できなかったためであったという。

「ユーベへの移籍?僕は(レアルを)退団しなければならなかった。イスコ、クリスティアーノ、ベンゼマ、ヘセ、ベイルがいて……、自分は6番目の選択肢だったんだ。最初はボルフスブルクに行く予定だったが、そこでユーベがやって来て、まだ成長し切っていない僕のために2200万ユーロを払う意思を示してくれた。トリノではとても幸せで、チャンピオンズの決勝まで到達することもできたね。しかし2シーズン目に入ると、マドリーが買い戻しオプションを行使した。それは僕にとって損害となった。その可能性があることは分かっていたけど、結局ユーベは保有権を持つ選手たちに賭けることにした」

「そうして戻ったマドリーでは、リーガ、チャンピオンズを勝ち取った。僕は多くの試合に出場したが、それでもプランBの選手だったんだよ。マドリーは別次元のチームであり、別にレギュラーになることを望んでいたわけじゃない。ただチャンピオンズのノックアウトラウンドのほか、バルサ戦、アトレティ戦、バレンシア戦でもプレーできなかった。マドリーで、僕のキャリアは終わらなかった。それでも僕はマドリーのファンだ」

 モラタはまた、アトレティコ・マドリーヘタフェ、レアルのカンテラに所属した少年時代についても語った。

「最初はアトレティでプレーした。楽しむことができなくなるまではね。その理由はあまり出場できず、コケなど数人の選手以外とは良い関係を築けなかったからだ。アモルトゥ(当時の監督)に退団希望を伝えると、彼はアトレティでプレーしたくない人間は初めてだと言ってきた。でも子供ながらストレスを抱えていたし、フベニール(17~19歳)まではとにかく楽しんでプレーしたかった。アトレティではそうすることができないと考えたんだよ。あそこでは僕よりも優れた選手たちがいたけど、あまり集中していなかったね」

「子供の頃のアイドル?ビジャやトーレスに注目していた。ほかの子供と同じように代表を見て育ったんだ。マドリーではラウール、モリエンテス、ファン・ニステルローイだね。ニスルローイやカシージャスと撮った写真を持っているよ…。写真をお願いするところから始まり、最後にはマドリーとともにチャンピオンズを勝ち取るなんて、信じられないね」

 レアルに再び復帰する可能性を問われたモラタは、「チェルシーへの敬意があるし、僕はとても満足している。でも自分にとって、マドリーはマドリーだ」と返している。

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