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「あれが決まっていれば…」憲剛、前半の決定機逸悔やむ

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MF中村憲剛は決定機逸を悔やんだ

[2.13 ACLグループリーグ第1節 川崎F0-1上海上港 等々力]

 川崎フロンターレは上海上港に0-1で敗れ、ACL初戦を落とした。前半最大の決定機を逸したMF中村憲剛は「あのヘディングが決められなかったのはチームに申し訳なかった。あれが決まっていれば流れをこっちに持ってこれた」と悔やしさをにじませた。

 1点を追う前半33分、MF大島僚太のパスから右サイドをオーバーラップしたDFエウシーニョが鋭いクロスを入れ、走り込んだ中村が強烈ヘッド。決定的な形だったが、これはGKイエン・ジュンリンのビッグセーブに阻まれ、同点弾とはならなかった。

 公式戦初戦となった10日の富士ゼロックススーパー杯C大阪戦(2-3)から中2日。昨季J王者は痛恨の公式戦2連敗となったが、中村は「(試合の)つくりのところはゼロックスから遥かにマシになっていると思う」と指摘する。

「決定機をしっかり決めて勝ち切れればっていうところ。上海上港の選手に対して複数の選手で寄せにいったり、何もできなかったわけじゃない。こういう試合で決めきれないと守備陣に申し訳ない。決めるべきところを決められないとこういう結果になる」

 中央の固いブロックを破れず苦戦したが、徐々に堅守を崩し、決定機をつくったことで手応えはつかんだ。「負けたので結果は悪いけど、過程は悪くない。このグループをこのサッカーで突破していく自信は、上海上港とやってつかめている」。20日のアウェー蔚山現代戦へ、「コンディションを良くして臨みたい」と視線を切り替えた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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