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凱旋フル出場のFWフッキ「風邪で3日間熱があった」と上海上港監督が明かす

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FWフッキとDF登里享平が激しいマッチアップを繰り広げた

[2.13 ACLグループリーグ第1節 川崎F0-1上海上港 等々力]

 攻守がかみ合った上海上港は1-0で川崎Fを下し、ACL白星発進。試合後、会見に出席したポルトガル人監督のヴィクトール・ペレイラ氏は「私が予想した通りのゲームができた」と満足げに振り返った。

「川崎はボールを保持するテクニカルなチーム。それに対して我々がコンパクトに、得点のチャンスをつくりながら川崎のディフェンスを崩すことができた。カウンターを意識しながら少ないチャンスを生かせた。この結果にとても満足している」

 また、川崎Fに在籍した元ブラジル代表FWフッキは2008年以来、約10年ぶりの等々力凱旋となった。DF登里享平との激しいマッチアップで沸かせ、キャプテンマークを巻いてフル出場したが、ペレイラ監督は「彼は風邪を引いていて直近3日間熱があった」と明かし、「その中でもチームを優先してチームのために何ができるか、自分がどんな状況でもチームのために尽くしてくれた。キャプテンの器」と信頼を寄せた。

 ビッグセーブでチームを救い、完封勝利に貢献したGKイエン・ジュンリンも会見に出席。「今日のパフォーマンスは今まで積み上げてきたハードなトレーニングの結果」と活躍に胸を張ると、「選手同士でコミュニケーションをとって、守るべきところでは全員が連携しながらしっかり守備ができたことが結果につながった」と、最後まで川崎Fの猛攻を跳ね返した堅守に自信をにじませた。 

(取材・文 佐藤亜希子)
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