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プロ21年目の遠藤保仁が6季連続主将に「チャンピオン目指す」

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6年連続で主将を務めるMF遠藤保仁

 ガンバ大阪レヴィー・クルピ監督とMF遠藤保仁が15日、2018Jリーグキックオフカンファレンスに出席し、今季からチームを指揮する新監督は38歳の大ベテランをキャプテンに指名した。

 未定だった主将について聞かれたクルピ監督は「キャプテンのことをブラジルのメディアはあまり気にしない。日本では重要度が高いですね」と前置きしたうえで、「ヤット(遠藤保仁)ですね。我々はヤットをチームのキャプテン、ゲームキャプテンを三浦弦太に考えている」と言及。「リーダーシップの取り方は違うが、2人とも人望を集める選手だと思う」と続けた。

 6年連続でキャプテンを務めることになった遠藤は「チーム全体をまとめることは必要だけど、みんな分かっていると思う。自分を含めていいコミュニケーションを取って、いいチームにしていきたい」とあらためて意気込みを示した。ここ2年、チームはタイトルから遠ざかっており、無冠返上に期待がかかる。「良いパフォーマンスをしてチャンピオンを目指したい」と静かに闘志を燃やした。

 13年から5シーズン指揮した長谷川健太前監督が退任し、新体制がスタートする。クルピ新監督のサッカーについては「昨季とはまったく違う。ボール支配率を高めながら攻撃的にいく」と指摘。昨季よりもポゼッション率を高め、速攻だけではなく、「相手の穴を見つけながら」どこからでも点を取れるサッカーを目指す。

 沖縄キャンプで試されたように、ボランチだけでなく、トップ下などより攻撃的なポジションでプレーする可能性もある。「前で使われるときはその分、フィニッシュの意識も高くなる」と明かしつつ、「最初の立ち位置は違っても自由にやらせてもらっている」と臨機応変にプレーするイメージを膨らませた。

 個人としてはJ1通算600試合出場まで残り32試合に迫っている。「20年やってますからね。コンスタントに出ないと600まで届かない。うれしいことだし、今シーズン中に達成できたらいい。そこを目指す意識はないけど、1試合1試合の積み重ねでそうなればいいかな」。プロ21年目のシーズンがいよいよスタートする。

(取材・文 佐藤亜希子)

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