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カズの50歳14日弾がギネス認定も 「すぐに破られる記録」と更新に意欲

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昨年3月の群馬戦で決めたJ最年長ゴールがギネス世界記録に認定されたFW三浦知良

 Jリーグは15日、横浜FCのFW三浦知良が昨年3月12日のJ2第3節・群馬戦で決めた得点が「Oldest professional football player to score a competitive league goal(リーグ戦でゴールを決めた最年長のプロサッカー選手)」にあたることで、ギネス世界記録に認定されたことを発表した。

 当時50歳14日で自身の持つJリーグ史上最年長得点記録を更新したカズ。この日、都内で行われた2018Jリーグキックオフカンファレンス内で実施されたギネス世界記録認定セレモニーに出席し、「僕自身、ギネスというのは意識したことはなかったけど、こうしてみなさんに祝ってもらって光栄に思います」と喜びのコメントを残した。

 宮崎キャンプ中の今月上旬にギネス認定の第一報を聞いたというカズだが、「この記録で自分自身、終わりたくないというのもあるし、認定される意味合いとして(記録が)最終的なものになるのはイヤだなとも思った」と、当初の受け止め方には複雑な思いもあった。

 昨季は最終節・千葉戦にも途中出場し、J2で12試合に出場したが、得点は群馬戦での1点のみ。千葉戦後は「ゴール数の『1』に関しては本当に情けないし、残念」と、悔しそうにシーズンを振り返っていた。だからこそ、「(ギネスに)認定してもらうのがいいことかどうか考えた」が、「一つの評価として残るのはいいことだし、自分でその記録を破る意気込みでやればいいかなと」と自分の中の気持ちを整理し、ギネス認定を受け入れた。

 この日のセレモニーでは「すぐに破られる記録だと思う」と真剣な表情で言った。もちろん、ギネス記録を破るのは自分自身だ。51歳の誕生日前日に迎える今月25日のJ2開幕節・松本戦(ニッパツ)に向け、「来週25日がJ2の開幕。1試合1試合、目の前の試合でゴールを挙げることが目標だし、そこで新たな記録が生まれればいい」と、開幕戦での記録更新に意欲を見せた。

(取材・文 西山紘平)

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