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サンチェスが明かすメッシの涙…「人々は舞台裏を知らない」

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メッシのエピソードを明かしたFWアレクシス・サンチェス

 マンチェスター・ユナイテッドのチリ代表FWアレクシス・サンチェスが英『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じ、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの涙を見たエピソードを明かした。

 今冬にアーセナルからユナイテッドに移籍したサンチェス。元アーセナルのティエリ・アンリ氏との対談形式で、さまざまなテーマの質問に答えた。

 チリ代表FWは幼少期を振り返り、現在の自身が置かれた立場について話が及ぶと「サッカーは多くの人々を救うと思う。(プロ選手は)贅沢な生活を送っているように思われるが、人々はその背景にある全ての努力を知ることはできない」とコメント。「家族に会えなかったり、母親の誕生日を祝うことができないこともある。ほとんどの選手がプレーに集中し、子供の誕生にさえ立ち会えないことも多いんだ」と、サッカー選手ならではの悩みも語った。

 そして「決勝戦で負けた場合、悲しくて泣くこともある。それはサッカーの一部だ」と切り出すと、「チェルシーとの試合後、バルセロナのドレッシングルームで、私はレオ(メッシ)が泣いているのを見たことがある」と明かした。

「それは選手たちが自分に多くの厳しい要求をしているからだが、人々はそういったところを知らない」

 サンチェスが指すのは、自身がバルセロナに所属していた2011-12シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第2戦だ。敵地での第1戦を0-1で落としていたバルセロナは、逆転を期してホームでの第2戦に臨んだが、メッシのPK失敗などもあり、2戦合計2-3でベスト4敗退。ビッグイヤーへの道が断たれ、バルセロナのエースも涙せずにはいられなかったのだろう。

 これまで数々の名勝負を繰り広げてきたバルセロナとチェルシーは、今季の欧州CL決勝トーナメント1回戦でも激突。第1戦は日本時間20日にスタンフォード・ブリッジ、第2戦は3月14日にカンプ・ノウで行われる。

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