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[デンチャレ]決勝は15年ぶり関東選抜対決に決定、関西選抜はPK戦で涙:2日目結果

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関東選抜AはPK戦で関西選抜を撃破

 第32回デンソーカップチャレンジサッカー熊本大会の決勝は、関東選抜Aと関東B・北信越選抜の組み合わせに決まった。関東勢の決勝は第17回大会以来で15年ぶり。全日本大学選抜が参加するようになって以降では初となる。決勝は明日18日13時、大津町運動公園球技場で行われる。

 大会2日目は、前日の1回戦の勝者同士の準決勝と、敗者同士の順位決定戦の2試合ずつが開催された。

 準決勝第1試合では、関東B・北信越選抜が九州選抜に4-0で快勝。前半19分にMF金子拓郎(日本大2年=前橋育英高)が左サイドからドリブルで切り込んでゴールネットを揺らし先制。同26分には前日2ゴールのMF氣田亮真(専修大2年=千葉U-18)の連続弾で追加点を奪う。

 さらに前半40分にはMF小野原和哉(流通経済大3年=磐田U-18)がミドルシュートを突き刺して、前半だけで勝負を決める。後半38分には途中出場のMFイサカ・ゼイン(桐蔭横浜大2年=桐光学園高)にもゴールが飛び出し、圧勝した。

 準決勝もう一試合は、関東選抜Aが関西選抜をPK戦の末に下して、決勝関東勢対決を実現させた。前半5分にFWディサロ燦シルヴァーノ(法政大3年=三菱養和SCユース)のゴールで幸先よく先制した関東Aだったが、後半11分に与えたPKをFW草野侑己(阪南大3年=JFAアカデミー)に決められ、同点に追いつかれる。

 しかし1-1で突入したPK戦は、守護神の小島亨介(早稲田大3年=名古屋U18)が1本目のFW和田健太郎(京都産業大3年=G大阪ユース)のシュートをストップ。関東Aは5人目で蹴ったMF中村健人(明治大2年=東福岡高)が決めれば勝ちのPKを外してしまったが、小島が7人目のMF仲原潤也(関西学院大3年=C大阪U-18)のシュートを再びストップ。最後はDF鈴木大誠(筑波大3年=星稜高)がしっかり決めて、6-5でPK戦をものにした。

 5位以下を決める順位決定戦、第1試合では全日本選抜が東海選抜を3-2で退け、今大会初勝利を挙げた。前半13分にMF児玉駿斗(東海学園大1年=中央学院大)のパスカットからFW小柏剛(明治大1年=大宮ユース)が決めて先制。しかし東海選抜も直後にMF土井智之(常葉大浜松キャンパス2年=神戸弘陵学園高)のゴールによって、同点に追いつく。

 ただ後半は7分にDF三国スティビアエブス(順天堂大1年=青森山田高)のクロスをMF橘田健人(桐蔭横浜大1年=神村学園高)が頭で合わせて勝ち越し。同10分には小柏のクロスをFW浮田健誠(順天堂大2年=柏U-18)が押し込む。そして相手の反撃を同37分のMF藤島樹騎也(中京大3年=星稜高)に許した1点に抑え、逃げ切った。

 もう一試合、北海道・東北選抜と中国・四国選抜の試合は、0-0で決着がつかずPK戦に突入。PK戦は先攻の中国・四国選抜の2人目で蹴ったFW赤木直人(IPU・環太平洋大2年=飛龍高)のシュートをGK細川龍哉(北海道教育大学岩見沢校3年=帯広北高)が足で止めてストップ。両方の4人目が外して迎えた5人目、後攻の北海道・東北選抜は決めれば勝利のPKをMF鈴木大貴(仙台大2年=大宮ユース)がしっかり決めて、4-3で勝利した。

2月17日結果
▽準決勝
[大津町運動公園多目的広場/人工芝]
九州選抜 0-4 関東B・北信越選抜
[B]金子拓郎(19分)、氣田亮真(26分)、小野原和哉(40分)、イサカ・ゼイン(73分)

関西選抜 1-1(PK5-6) 関東選抜A
[西]草野侑己(56分)
[A]ディサロ燦シルヴァーノ(5分)

[大津町運動公園多目的広場/人工芝]
全日本選抜 3-2 東海選抜
[全]小柏剛(13分)、橘田健人(52分)、浮田健誠(55分)
[東]土井智之(13分)、藤島樹騎也(72分)

北海道・東北選抜 0-0(PK4-3) 中国・四国選抜

2月18日日程
【7・8位決定戦】
[大津町運動公園多目的広場/人工芝]
東海選抜 10:00 中国・四国選抜

【5・6位決定戦】
[大津町運動公園競技場]
全日本選抜 10:00 北海道・東北選抜

【3・4位決定戦】
[大津町運動公園球技場]
九州選抜 10:00 関西選抜

【決勝】
[大津町運動公園球技場]
関東B・北信越選抜 13:00 関東選抜A

(取材・文 児玉幸洋)
●第32回デンソーカップチャレンジサッカー熊本大会特集

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