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「後がないという思いもある」FC東京FW前田、ミス見逃さずに決勝弾

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唯一の得点を記録したFC東京FW前田遼一

[2.17 PSM FC東京1-0横浜FM 味スタ]

 相手のミスを見逃さずにゴールネットを揺らした。この試合、唯一の得点を記録したのはFC東京FW前田遼一だった。

 チャンスはいきなり訪れた。前半5分、後方からDFチャン・ヒョンスが蹴り出したFKが相手最終ラインの裏に落ちる。飛び出したGK飯倉大樹がヘディングでクリアしたボールが、前田へと向かってくる。「(大森)晃太郎がいたので、トラップしようと思ったけどゴールも空いていた。ダイレクトで打とうと思った」とクリアボールを右足ダイレクトで合わせたシュートは、ゴールマウスへと吸い込まれて先制点が生まれた。

 後半33分にピッチを後にしたものの、この1点を守り抜いたチームは1-0の完封勝利を収め、1週間後に迫るJ開幕に向けて弾みをつけた。「ゴールはどんなゴールでもうれしい。チームも勝てたので良かったけど、大事なのは公式戦で取ること。年齢的にも本当にやらないといけないし、後がないという思いもある」と36歳のストライカーはゴールへの強い欲を示す。

 一週間後の2月24日に行われる開幕戦では、アジア王者となった浦和をホームに迎える。この日の得点、そして勝利で「気持ち良く臨めるのは確か」と話しつつも、「レッズも良いチーム。一週間だけど、チームとして一段階成長して、勝てるように戦いたい」と気を引き締め直した。

(取材・文 折戸岳彦)

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