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ガンガン行くのは信頼の証!? 横浜FM山中「全部追い越してやろうとした」

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横浜F・マリノスDF山中亮輔

[2.17 PSM FC東京1-0横浜FM 味スタ]

 幾度となくタッチライン際を駆け上がる。横浜F・マリノスの左SBの位置に入ったDF山中亮輔は「僕が出ている以上、そこを出さないと意味がない」という果敢な攻め上がりで、縦への推進力を生み出し続けた。

 前方のFWユン・イルロク、斜め前に入るMF天野純とのトライアングルは、細かなパスワークで左サイドを何度も攻略したように十分な可能性を示した。天野が「まだすり合わせている部分だけど、コミュニケーションを取れているのでスムーズに入れた」と振り返れば、山中も「ボールを持てる時間も長かったので、追い越すこともできた」と手応えを得たようだ。

 今季FCソウルから加入したユンは「ボールを持てるし、人を使うのがうまい」(山中)ことで、新戦力に信頼を寄せる山中は「ドンドン追い越して選択肢を与えられればと思っていたし、ユンちゃんが前を向いたときに追い越せるときは全部追い越してやろうという気持ちでいた」と積極的なプレーを披露。しかし、敵陣深くまで攻め込みながらも、「最後のクロスの精度が良くなかった」と肩を落としたように、決定機を創出するには至らなかった。

 また守備面では、最終ラインを高い位置に設定するため、裏に生まれたスペースを突かれて失点を喫した。前半5分、相手が後方から蹴り込んだボールに対して飛び出したGK飯倉大樹のクリアボールが中途半端になると、FW前田遼一に蹴り込まれてしまった。「これがプレシーズンで良かった」と語りつつ、「でも、ああいうことは(シーズン中も)あると思う」と表情を引き締める。「あそこはもっとGKとすり合わせていかないといけない。常に後ろに危機感があるので、上げるタイミングだったりは(中澤)佑二さんを中心に、しっかり話し合っていきたい」。

 25日に行われる開幕戦ではC大阪のホームに乗り込む。「一週間あるので、しっかり準備して開幕を迎えたい」と一歩でも歩を進めて、開幕を迎えようと準備を進める。

(取材・文 折戸岳彦)

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