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[デンチャレ]U-21代表に関東A…忙しいシーズンオフにも小島「成長を実感しているので幸せ」

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見事なPKストップを見せたGK小島亨介

 PK戦には絶対の自信があったという。関東選抜Aのゴールマウスを託されたGK小島亨介(早稲田大3年=名古屋U18)は、PK戦で1人目のFW和田健太郎(京都産業大3年=G大阪ユース)と、7人目のMF仲原潤也(関西学院大3年=C大阪U-18)のシュートをストップ。関東Aを3年連続の決勝へと導いた。

 試合中にあったPKの反省が、PK戦に生きた。後半11分、FW草野侑己(阪南大3年=JFAアカデミー)に同点PKを決められたが、少し早く動きてしまったのだという。PK戦は冷静に。心は燃えていたが、頭を冷静にすることを心掛けたという。

「個人としては良い反応が出来たと思っているので良かったと思うけど、自分の力だけでなく、みんな体を張ってくれたので、みんなの勝利だと思います」

 3年連続のデンチャレ出場となる小島だが、過去2年は全日本選抜でプレー。一昨年は5位、昨年は準優勝という結果だった。ただ小島がゴールを守った試合はこれまで全勝。いいイメージを持って、今大会には臨んでいる。

 この日も視察に訪れていた森保一監督の目の前でしっかりと結果を残したことになる。小島は1月に行ったU-23選手権に出場したU-21日本代表の一員として参加。今、東京五輪を目指す日本代表の守護神候補筆頭にいることは間違いない。

 忙しいシーズンオフとなっているが、充実度の方が勝っているという。「成長を実感しているので、幸せだと思っています」。デンチャレ初優勝は忙しい小島のシーズンオフの充実度をさらに高めるはずだ。

(取材・文 児玉幸洋)
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