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マタは本当にオフサイドだったのか…モウリーニョがVARについて語る

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ジョゼ・モウリーニョ監督がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)について言及した

 マンチェスター・ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)について言及した。クラブ公式サイトが伝えている。

 17日、ユナイテッドはFA杯5回戦でハダースフィールドと対戦。1-0で迎えた前半終了間際、MFアシュリー・ヤングのパスに抜け出したMFフアン・マタがGKをかわし、無人のゴールに流し込んだ。クラブ公式サイトには、『BTスポーツ』の好意で得られた画像が掲載されている。これを見る限り、マタは最終ラインと並んでいるように見えるが、最終的にはVARによってケビン・フレンド主審がオフサイドと判定した。

 試合はFWロメル・ルカクの2ゴールにより、ユナイテッドが2-0で勝利。この判定が勝敗に大きく影響することはなかった。「ケビンがイヤホンを触っていた瞬間は喜べなかった。何かが起こっているということがわかったからね。あの手の疑問は良いものではない」と当時の心境を振り返ったモウリーニョ監督。「2-0で勝った後に話していることだ」と前置きをした上で、VARについて言及した。

「もし、判定が我々が思うものではなかったとしても、それが正しければ納得できる。私は真実を知りたいのでね。判定はどちらにもなり得る。スタジオではなく、線審の方が正しいのではないかという意見を聞いた。今日の場合、システムに関する規定に反する。このシステムは、判定が明確で確実というのが売りなのに、今日は明確でもなければ、確実でもなかった」

 イングランドではカップ戦での試験導入となっているVARだが、ドイツやイタリア、ポルトガルなどではすでにリーグ戦に導入されている。また、今年6月にロシアで開催されるW杯でも導入される予定だ。しかし、確認により試合を中断してしまったり、誤審も出ているなど、まだまだ課題があるようだ。

「今が実験段階というのを知っているので、受け入れないといけない。ポルトガルでは毎試合で導入している。VARがもたらす良い面と、そうではない面をよくわかっている。悪い面を改善して、完璧なものにしないといけない」と、審判団を含めた今後の精度向上を願った。

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