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新体制で船出を切るのは6クラブ…今季、J1を率いる指揮官を特集!

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今季、J1クラブを率いる監督陣

 いよいよ2月23日に今シーズンのJリーグが開幕する。J1クラブを指揮する監督で、新体制となったのは6クラブ。ガンバ大阪を三冠に導くなど一時代を築いた長谷川健太監督が今季からFC東京を指揮するほか、浦和レッズで5年半指揮したペトロヴィッチ監督は北海道コンサドーレ札幌を率いることとなった。今季のJ1を盛り上げるに相応しい18人の指揮官を紹介する。

ペトロヴィッチ(北海道コンサドーレ札幌)
旧ユーゴスラビア(現セルビア)出身の60歳。国籍はオーストリア。Jリーグでは、2006年から2011年までサンフレッチェ広島、2012年から2017年7月まで浦和レッズで指揮。浦和では2016年にJリーグYBCルヴァンカップを制覇している。そして、今季から札幌の監督に就任。ミシャ・スタイルを浸透させることができるか。J1リーグ戦の通算成績は165勝79分け104敗。

渡邉晋(ベガルタ仙台)
東京都出身の44歳。現役時代はヴァンフォーレ甲府や仙台でプレー。2014年、前任のグラハム・アーノルド監督退任に伴い、トップチームの監督に就任。今季で5シーズン目となる。昨季はルヴァンカップでベスト4入りを果たすなど、随所に力強さを発揮。今季はさらなる躍進を誓う。J1リーグ戦の通算成績は42勝29分け59敗。

大岩剛(鹿島アントラーズ)
静岡県出身の45歳。現役時代は名古屋グランパスエイト、ジュビロ磐田、鹿島に所属し、日本代表としても3試合に出場している。2011年から鹿島のコーチに就任し、オズワルド・オリヴェイラやトニーニョ・セレーゾに師事。2017年5月、前任の石井正忠監督が解任されたことを受け、監督に昇格。連覇が懸かった昨季はあと一歩のところで川崎フロンターレに優勝を譲り、2位に終わった。J1リーグ戦の通算成績は16勝3分け3敗。

堀孝史(浦和レッズ)
神奈川県出身の50歳。現役時代は浦和や湘南ベルマーレでプレーした。2017年7月、前任のミハイロ・ペトロヴィッチ監督が契約解除されたことを受け、2度目の監督就任。リーグ戦は7位と振るわなかったが、AFCチャンピオンズリーグで10年ぶりの優勝を果たし、FIFAクラブワールドカップにも出場した。2011年にもゼリコ・ペトロヴィッチ監督解任を受けて、監督就任すると残留争いの渦中での指揮だったが、見事に立て直しJ1残留を達成した。J1リーグ戦の通算成績は7勝6分け6敗。

下平隆宏(柏レイソル)
青森県出身の46歳。現役時代は柏、FC東京でプレーした。2016年3月、前任のミルトン・メンデス監督が公式戦わずか3試合限りで退任したことを受け、ヘッドコーチから監督に昇格。昨季は4位に滑り込み、ACL出場権を獲得。プレーオフを制し、本戦出場を決めている。下平体制3年目となる今シーズンは2011年以来のリーグ制覇を目指す。J1リーグ戦の通算成績は33勝16分け16敗。

長谷川健太(FC東京)
青森県出身の52歳。現役時代は日産自動車(JSL)、清水エスパルスでプレーした。また、日本代表としても27試合に出場。指導者としては清水、ガンバ大阪を指揮。2014年にはG大阪を国内三冠に導くなど一時代を築いた。今季よりFC東京の監督に就任。J1リーグ戦の通算成績は154勝85分け101敗。

鬼木達(川崎フロンターレ)
千葉県出身の43歳。現役時代は鹿島アントラーズ、川崎Fでプレーした。2010年から川崎Fのコーチに就任。2017年から風間八宏監督の後任としてチームを指揮し、川崎Fを史上初のリーグ優勝に導いた。J1リーグ戦の通算成績は21勝9分け4敗。今季はリーグ連覇とACL制覇が期待される。

アンジェ・ポステコグルー(横浜F・マリノス)
オーストラリア国籍の52歳。現役時代はオーストラリア代表にも選出された。2013年からオーストラリア代表監督に就任。2014年のブラジルW杯に出場したほか、翌年に行われたAFCアジアカップで初優勝を達成。ロシアW杯アジア最終予選ではプレーオフにまわったものの、大陸間プレーオフを制し、出場権を獲得した。しかし、その後代表監督を電撃辞任し、今季から横浜FMの監督に就任することになった。

チョウ・キジェ(湘南ベルマーレ)
京都府出身、韓国国籍の49歳。現役時代は柏レイソル、浦和レッズ、ヴィッセル神戸でプレーした。指導者としては、川崎フロンターレやセレッソ大阪を経て、2005年から湘南に所属。U-18監督、アシスタントコーチを経て2012年からチームを任される。今季で就任7年目の長期政権を築いている。J1リーグ戦の通算成績は26勝22分け54敗。

ヤン・ヨンソン(清水エスパルス)
スウェーデン出身の57歳。Jリーグでは、サンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸でプレーした。2017年7月、森保一監督の後任として広島の監督に就任すると、低迷していたチームを立て直し、J1残留に導いた。2018年からは小林伸二監督の後任として、清水で指揮を執る。J1リーグ戦の通算成績は6勝4分け6敗。

名波浩(ジュビロ磐田)
静岡県出身の45歳。現役時代は磐田のほか、ヴェネツィア(イタリア)、セレッソ大阪、東京ヴェルディでプレー。日本代表としても67試合に出場している。2014年9月にペリクレス・シャムスカ監督の後任として、磐田の指揮官に就任。昨季は、新加入の中村俊輔や川又堅碁をチームに上手くフィットさせてリーグ6位の成績を残した。今季で5年目。J1リーグ戦の通算成績は24勝22分け22敗。

風間八宏(名古屋グランパス)
静岡県出身の56歳。現役時代はドイツのクラブやサンフレッチェ広島でプレーした。指導者としては、桐蔭横浜大学、筑波大学を経て、2012年から川崎フロンターレを指揮。2017年からJ2に降格した名古屋を指揮し、1年でのJ1復帰に成功する。J1リーグ戦の通算成績は84勝32分け47敗。

レヴィー・クルピ(ガンバ大阪)
ブラジル出身の64歳。主にブラジルのクラブで現役時代を過ごし、指導者としてもブラジルのクラブを多く指揮してきた。Jリーグではセレッソ大阪の監督に3度就任。香川真司を攻撃的MFとして抜擢し、若手主体のチームを構築した。2018年から長谷川健太監督の後任として、G大阪で指揮を執る。J1リーグ戦の通算成績は64勝35分け46敗。

尹晶煥(セレッソ大阪)
韓国出身の44歳。Jリーグでは、C大阪とサガン鳥栖でプレー。韓国代表としても40試合に出場した。2011年に鳥栖の監督に就任すると、同年にJ1昇格を達成。2014年には一時J1首位に立つなど好調を維持したが8月に契約解除。その後、蔚山現代FC(韓国)を経て、2017年からC大阪の監督に就任。昨季はルヴァン杯と天皇杯の二冠を達成し、2月10日に行われた富士ゼロックススーパー杯でも川崎フロンターレを下し、3つ目のタイトルを獲得した。J1リーグ戦の通算成績は59勝22分け39敗。

吉田孝行(ヴィッセル神戸)
兵庫県出身の40歳。現役時代は、横浜フリューゲルス、横浜F・マリノス、大分トリニータ、神戸でプレーした。2015年から神戸のコーチに就任。2017年8月、ネルシーニョ監督が契約解除されたこと受け、ヘッドコーチから監督に昇格する。J1リーグ戦の通算成績は4勝3分け5敗。

城福浩(サンフレッチェ広島)
徳島県出身の56歳。2002年から日本選抜や日本代表のユース年代を指導。2008年から2010年9月までFC東京を率いる。2012年から2014年までヴァンフォーレ甲府を指揮。2016年にFC東京に復帰するも、同年7月に解任となった。今季よりサンフレッチェ広島の監督に就任。J1リーグ戦の通算成績は60勝53分け68敗。

マッシモ・フィッカデンティ(サガン鳥栖)
イタリア出身の50歳。現役時代はイタリアのクラブでプレー。指導者としては、チェゼーナ(イタリア)で日本代表DF長友佑都を指導したことでも知られる。2014年から2015年までFC東京を指揮。2016年から鳥栖の監督に就任。今季で3年目を迎える。J1リーグ戦の通算成績は56勝36分け44敗。

高木琢也(V・ファーレン長崎)
長崎県出身の50歳。現役時代はサンフレッチェ広島、ヴェルディ川崎(現東京V)などでプレー。日本代表としても44試合に出場。2016年3月、横浜FCのコーチから監督に昇格すると、同年J1昇格を達成。しかし、翌年8月に解任となる。その後、東京V、ロアッソ熊本を経て、2013年に長崎の監督に就任。昨季は終盤に13試合を達成し、J2を2位でフィニッシュ。史上初のJ1昇格に導いた。今季で6年目となる。J1リーグ戦の通算成績は3勝2分け17敗。

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