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[MOM2436]大津MF松原亘紀(2年)_大津の得点演出するレフティー、九州決勝で鮮烈FK弾!

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後半14分、大津高MF松原亘紀が左足FKを決めて2-0に

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.20 九州高校新人大会決勝 東福岡高 1-3 大津高 宮崎県総合運動公園ラグビー場]

 東福岡高の名手、日本高校選抜候補GK松田亮(2年)が全く反応できないようなファインショットだった。大津高は1-0とリードして迎えた後半14分にFW奥原零偉(2年)が右中間の位置でFKを獲得する。ポイントにMF松原亘紀(2年)とFW水野雄太(2年)が立ち、水野が“おとり”の動きをした直後に松原が左足を振り抜く。

「意外と空いていました」という“壁”の間に、狙いすましたシュートが飛ぶ。ボールは見事にファーサイドのサイドネットへ。歓声の中、大津の背番号7は両天を広げたままベンチ方向へ走り出すと、会心の表情でチームメートやコーチ陣からの祝福を受けていた。

 後半、東福岡がボールを握る時間を増やす中、流れを大きく傾けるようなゴールだった。その一撃を決めた松原は今大会、右SHとしてチャンスメーカー役に。特に高精度の左足キックは大津にとって大きな武器だ。古閑健士監督が「点取った形が崩しの部分とFKのところの2つがありましたけれども、この2つが今、ウチのいいところだと思います」と説明していたが、今年の大津は流れの中で得点を奪いきれなくても、一本のセットプレーで得点する力がある。

 CB吉村仁志(2年)やCB毛利友哉(2年)、MF福島隼斗(2年)とゴール前で怖さを発揮する選手たちが相手DFにプレッシャーをかけていたが、そのターゲットの頭へピタリと合わせる松原の左足。実際に準々決勝も、準決勝も松原のキックからゴールが生まれている。松原は緩急で相手のマークを外すドリブルでもチャンスメーク。準決勝の前半に3ゴールを演出するなど、決勝トーナメント3試合で大津が挙げた10得点の半数以上に松原は絡んでいた。

 昨年はボランチ、トップ下、そしてSBも経験。技術力が高く、万能性の高いMFの課題は、流れの中から得点を奪うことだ。右サイドからカットインしてシュートという形を持っているが、この九州大会ではゴールを奪うまでに至らず。「どうこじ開けるかというとコンビネーションだと思う」と古閑監督。周囲との連係からフィニッシュに持ち込む形のタイミング、精度を向上することがゴール数向上の鍵となりそうだ。

 この日はFKで鮮やかなゴールを決め、「(ずっと)外していたので、良かったですよ」と微笑。そして、「今後もっと点を取れるようにしていきたいです。プリンスリーグもレベル高いので、その中でも自分の得点能力を上げていって点取れるような選手になりたい」と成長を加速させることを誓った。

 福島や水野、吉村の存在がクローズアップされるが、この日の決勝で松原や奥原らが存在感を示したように、大津にはまだまだ注目選手がいる。その中でも期待値高いレフティーは結果を残し続けて、全国制覇という目標達成への力となる。

(取材・文 吉田太郎)

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