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「引退前に大金を稼ぐことができた」ルーニーが1年前の中国移籍騒動振り返る

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1年前の中国移籍騒動を振り返るFWウェイン・ルーニー

 ちょうど一年前、当時マンチェスター・ユナイテッドに所属していたFWウェイン・ルーニー(現エバートン)の中国スーパーリーグ(CSL)移籍報道が世界中で加熱していた。一年前の状況について、ルーニーが『BBC』に話した内容を英『フォー・フォー・トゥー』が伝えている。

 昨季、ルーニーはジョゼ・モウリーニョ監督のもとで出番が減少し、ユナイテッド退団が伝えられた。中国の移籍市場が閉まる17年2月28日までに電撃移籍に踏み切る可能性が噂され、報道は激化。北京国安広州恒大が移籍先として浮上し、当時、ルーニーは最低でも3200万ポンド(約45億円)のオファーを受けていると報じられた。

「中国かどこかに行けば、引退する前に大金を稼ぐことができただろう」。中国移籍は金銭面に魅力があったことは言うまでもないが、これを理由に移籍に踏み切ることは選手としてのモチベーション低下につながることを危惧したという。

「だけどそれだけじゃダメなんだ。僕には目標が必要だし、プレッシャーも必要だった。もし現在以外の選択をしていたら、プレーしたいという意欲が失われていたと思う」

 加熱する報道を抑えるため、クラブを通じて「ユナイテッドに残ることを宣言し、ここ最近の憶測報道を終わらせたい」と残留を宣言する異例の声明文を発表。中国移籍は実現せず、ルーニーはシーズンが終わるまでユナイテッドに在籍すると、昨夏の移籍市場で13年ぶりに古巣エバートンに復帰。今季は22試合に出場でチームトップとなる10ゴール2アシストを記録し、攻撃を牽引している。

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