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J史上初平日金曜日開幕戦、開始3分に鳥栖先制も神戸後半の猛攻でドロー

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鳥栖対神戸の一戦は1-1の引き分けに終わった

[2.23 J1第1節 鳥栖1-1神戸 ベアスタ]

 2018シーズンのJ1リーグが23日に開幕。史上初の平日金曜日開催となった一戦、サガン鳥栖のホームで行ったヴィッセル神戸との一戦は1-1の引き分けに終わった。

 史上初の平日金曜日開幕となったJ1リーグだが、20時キックオフのゲームにも関わらず、佐賀県鳥栖市にあるベストアメニティスタジアムには1万9633人が詰めかけ、この日唯一に一戦を見届けた。

 鳥栖は神戸から完全移籍で加入したMF高橋秀人が先発で出場した。なお、マッシモ・フィッカデンティ監督がインフルエンザのために欠席。ブルーノ・コンカコーチが代行で指揮を執った。

 神戸は新加入のMF三田啓貴やMFルーカス・ポドルスキ、FW渡邉千真、FWハーフナー・マイクが同時に先発する強力布陣。また青森山田高から加入のルーキーMF郷家友太がベンチ入りした。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合はいきなり動いた。前半2分、鳥栖はエリア内に侵入したFW田川亨介がDF那須大亮に倒されてPKを獲得。これを田川自らが決めて先制に成功。18シーズンJリーグファーストゴールは東京五輪世代期待の19歳FWによってもたらされた。

 出はなをくじかれた神戸だが、いい形でボールが回らない。ポドルスキはフリーマンのようにしてプレー。最前線に位置したかと思えば、ボランチの位置まで下がってボールをさばく。しかし思うようにいかず、何度も首をかしげるシーンがあった。

 ただ1-0と鳥栖リードで折り返した後半、最初にチャンスを迎えたのは神戸だった。3分、右サイドでCKを獲得すると、三田が蹴り入れたボールをGK権田修一がファンブル。だがDF渡部博文がオーバーヘッドで押し込んだボールはクロスバーに嫌われた。

 後半は神戸がペースを握る。後半10分には波状攻撃からあと一歩でゴールという所まで迫る。鳥栖は同14分にFW趙東建に代えてFW池田圭を投入してリズムに変化を求める。一方の神戸はここが勝負と同19分にFWウェリントンとFW小川慶治朗を同時投入(DF橋本和とFW渡邉千真が交代)し、さらに攻撃陣に厚みを持たせた。

 だが得点はなかなか入らない。鳥栖が後半25分に田川に代えてDF高橋祐治を投入し、5バックにして逃げ切り態勢を整えたこともあり、神戸はさらに苦しくなる。同30分には神戸は新加入のタイ代表DFティーラトンを投入。ここで郷家の開幕戦デビューの可能性はなくなった。

 ただその後も攻める神戸。後半34分に神戸がゴール前で獲得したFKをティーラトンが直接狙う場面があったが、枠内に飛んだシュートは権田に弾き出されてしまうが、ついに同42分、ゴール前の混戦でこぼれたボールをペナルティーアーク内にいたハーフナーが左足ボレーで狙う。これが権田の手を弾いてゴール右隅に収まり、同点弾になった。

(取材・文 児玉幸洋)
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