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昨季最少失点の磐田か、最多得点の川崎Fか…激戦必至のサックスブルー対決の行方は?

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磐田と川崎Fがエコパスタジアムで対戦

 2018年シーズンの明治安田生命J1リーグが23日のサガン鳥栖vsヴィッセル神戸で開幕。24日から25日にかけて第1節の全試合が行われる。

 エコパスタジアムでは昨季6位と躍進したジュビロ磐田と王者・川崎フロンターレが激突。開幕スタートダッシュを懸けた好ゲームが期待される。

■トップ5入りを目指す名波体制5年目の磐田

 磐田は昨季、MF中村俊輔やFW川又堅碁といった新戦力が上手く融合し、16勝を挙げて6位でフィニッシュ。2016シーズンは13位だったことを考えると、大躍進を果たしたといっても過言ではない。名波浩監督体制5年目となる今季も、名古屋グランパスからMF田口泰士を獲得したほか、ブラジルからDFギレルメが加入。不動のボランチだったMF川辺駿がサンフレッチェ広島に復帰したものの、戦力の上積みを実現した形だ。

 名波監督の下、昨季まで積み上げてきたハードワークするスタイル、常にアクションするサッカーは継続しつつ、よりスピード感溢れる戦いを見せたい。さらに、昨季はGKカミンスキー、DF大井健太郎を中心とした守備陣の奮闘もあり、J1で最も少ない30失点に抑えた。今季も堅守にこだわる姿勢は崩すつもりはない。

 田口らと共に期待の新戦力として、筑波大から加入したルーキーFW中野誠也は右肩を負傷して開幕戦の出場は絶望的。しかし、U-20W杯で負傷し、長期離脱を強いられていたFW小川航基が戦列に復帰し、プレシーズンで結果を残しており、エースの川又に次ぐチョイスとして計算ができる模様。

 名波監督が「トップ5を目標にチャレンジャー精神を持って戦いたい」と抱負を語った通り、磐田は今季、2006年以来のトップ5入りを視野に、よりアグレッシブな戦いを展開していくつもりだ。昨季、川崎Fとの対戦成績は1勝1敗の五分。2017年7月29日に行われたJ1・第19節ではアウェーながら5ゴールを奪取し、破竹の6連勝を飾っている。

 ホームでの対川崎F戦は4試合連続未勝利であり、ホームでの開幕戦は直近4試合で勝ちがないというデータも残っているが、昨季リーグ2位となる69回のチャンスクリエイト数を誇る中村俊輔を軸に、王者を打ち負かして開幕スタートダッシュを達成したい。

■川崎F、王者として臨む2018年シーズン

 一方の川崎Fは、今季最初の公式戦となった富士ゼロックススーパー杯でセレッソ大阪に2-3と惜敗。昨季のリーグ優勝に続くタイトル獲得を逃した。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも2連敗中で、公式戦3連敗で磐田との開幕戦を迎えることとなった。今季は、FC東京からFW大久保嘉人が復帰を果たし、横浜F・マリノスからMF齋藤学も獲得。連覇へ向けて大型補強を敢行している。

「リーグ連覇と数多くのタイトル獲得を目指す」

 今季の目標は、あくまでもリーグ連覇とACLを含めた主要タイトルの獲得を目標に掲げた鬼木達監督。開幕前の悪い流れをこの磐田戦で払拭できるかどうかが、目標達成に向けた重要なファクターとなる。

 しかし、リーグに限っては昨季から15試合無敗を維持しており、磐田戦でも負けなければクラブ史上最長タイの無敗記録に並ぶ。さらに、カムバックを果たした大久保が今節出場すればJ1通算400試合を達成するだけに、これらの偉業達成を勝利で飾りたいところだ。

 不調に喘ぐチームの起爆剤となるのは大久保なのか、はたまた昨季J1得点王の小林悠が開幕5年連続ゴールを決めて勝利に導くのか、タレント揃うチャンピオンがここから巻き返しを図る。

 開幕スタートダッシュを切るのはどちらのチームか?注目の一戦は15:30にエコパスタジアムでキックオフを迎える。

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