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FC東京が先制も浦和が逃がさず…両者譲らずにドロー決着

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FC東京浦和レッズの開幕戦はドロー決着

[2.24 J1第1節 FC東京1-1浦和 味スタ]

 J1は24日に第1節2日目を開催し、味の素スタジアムではFC東京浦和レッズが対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半3分にMF東慶悟のゴールでFC東京が先制するも、同5分にDF槙野智章の得点で浦和が同点に追い付き、1-1のドローに終わった。

 味の素スタジアムでの浦和戦は04年以来白星のない(3分8敗)FC東京は新戦力のFWディエゴ・オリヴェイラ、MF大森晃太郎らを先発起用してシステムは4-4-2を採用。一方、アウェーの浦和は新戦力のMFマルティノスらがスターティングメンバーに名を連ね、システムは4-3-3を採用して開幕戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 徐々にボール保持率を高める浦和は前半10分、PA外からMF柏木陽介が左足で狙うがシュートはGK林彰洋の守備範囲に飛んでしまう。FC東京は同15分、D・オリヴェイラのパスから右サイドを駆け上がったDF室屋成がミドルシュートを放ったものの、ボールは枠を捉え切れなかった。

 その後も浦和がボールを保持して圧力を掛ける展開となるが、FC東京の集中した守備を攻略できずになかなか決定機を創出できない。前半40分には柏木のパスをPA内で受けたMF長澤和輝が右足で狙うもネットを揺らせず。さらに同44分には柏木の縦パス1本でPA内に侵入したFW興梠慎三が右足シュートを放ったが、ボールはゴール右に外れた。

 0-0のまま後半を迎えた試合は、後半3分にFC東京が一瞬の隙を突いて先制に成功。MF高萩洋次郎の鮮やかなスルーパスから抜け出した東がPA内まで運ぶと右足で流し込み、スコアを1-0とする。しかし直後の同5分、柏木が蹴り出したCKを槙野が右足で合わせてねじ込み、浦和がすぐさま試合を振り出しに戻した。

 一気に逆転を狙う浦和は同8分、ミドルレンジからDF宇賀神友弥が強烈なシュートを枠内に飛ばしたものの、林にキャッチされてしまう。さらに同17分には左サイドを突破したマルティノスのクロスをファーサイドのFW武藤雄樹がヘッドで落とし、興梠がダイレクトボレーで狙うが林に弾き出され、直後のCKでは柏木が蹴り出したボールに槙野がヘディングで合わせるがボールは枠上に飛んでしまった。

 すると後半19分に浦和ベンチが動き、長澤に代わって新戦力のMF武富孝介がピッチへと送り込まれる。一方のFC東京も同25分にD・オリヴェイラに代えてFW永井謙佑、さらに同27分にはFW前田遼一に代えて16歳のFW久保建英を投入して状況を打開しようと試みる。

 その後も浦和がFWズラタン、FC東京がFW富樫敬真と攻撃的なカードを切って勝ち越しを狙うが、両チームともに2点目は生まれず。1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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