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J1他クラブは止められるか…名古屋のブラジル人トリオが開幕戦から本領発揮「もっと活躍できる」

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ジョー、ガブリエル・シャビエル、ホーシャの3選手が揃って得点した

[2.24 J1第1節 G大阪2-3名古屋 吹田S]

 名古屋グランパス期待のブラジル人トリオが、開幕戦からいきなり本領を発揮した。

 1点ビハインドの前半26分にエリア内でパスを受けたジョーの横パスをG・シャビエルが流し込んで同点。後半6分にはG・シャビエルのFKからホーシャが押し込み逆転。そして同点とされて迎えた同39分にはジョーが決勝点を蹴り込み、開幕戦の勝利を呼び込んだ。

 J1に復帰した名古屋は、今オフの補強の目玉として元ブラジル代表FWジョーを獲得。同選手は昨年のブラジル全国選手権の得点王、ベストイレブン、最優秀選手賞の個人3冠を受賞。獲得資金は総額15億円とも言われている。

 またシーズン直前にはDFホーシャを緊急補強。昨夏途中加入し、J1復帰の立役者となったMFガブリエル・シャビエルとのトリオがどれだけ活躍できるかということが、名古屋の浮沈のカギを握る。

 開幕戦からいきなりの活躍。決勝点を含む1ゴール1アシストのジョーは「開幕戦の緊張感がある中でゴールを決めることができて嬉しい。一番うれしいのはチームが勝ったこと。応援してくれたサポーターの感謝している」と笑顔で話した。

「試合終了直前は集中力を高めないといけない。どういう風に抜け出すかを考えていて、そこで抜け出すことができた。FWとしては頭を上げながらプレーすることが一番大事だと思っている。決勝点の場面で見えたのがGKの股だった。そこを狙ってゴールを決めることができて嬉しいです」

 また来日間もない、そして昨日登録が完了したばかりのホーシャもフル出場を果たすと、1ゴールを決める活躍。攻守の活躍で勝利に貢献した。「出続けることさえできれば、もっと活躍できるのではないかなと思います」と自信を深めた様子。

 今季から背番号10、相変わらずの安定感、抜群のテクニックで相手の脅威となり、こちらも1ゴール1アシストの活躍をみせたG・シャビエルも「すごく嬉しい。キャンプとか毎日の練習でやってきたことが出せた。開幕戦で得点も出来て嬉しい」と笑顔で振り返ると、「自分たちの攻め続けるサッカーができた」と初のJ1での戦いに手ごたえを語った。

(取材・文 児玉幸洋)
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