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“3主将体制”の仙台「3人足して1人のキャプテンではなくて、1人1人が自立したキャプテン」

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[2.25 J1第1節 仙台1-0柏 ユアスタ]

 ベガルタ仙台はシーズン開幕前に今季の主将が、MF富田晋伍、MF奥埜博亮、DF大岩一貴の3選手であることを発表した。2015年から2017年までは富田がキャプテンを務めていたが、2018年は“三頭体制”が敷かれることになった。

 開幕戦となった柏戦では富田がキャプテンマークを巻いたが、試合後に渡邉晋監督は3人のキャプテンを並べた理由を明かした。

「富田は僕が監督に就任してからずっとキャプテンをやってもらっていて、あいつに任せようと思えば、なんら変わりはありません。去年、ケガで戦列を離れて、(今年は)矢印を自分のほうに向けたい1年だと思うんですよね。ただ、そこをいろいろ説得しながら、もう1回キャプテンをやってもらうと。そのサポートとして、副キャプテンで大岩と奥埜を置くよりは、彼らも1人のリーダーとして一本立ちしてもらいたいので、キャプテンとして1年間戦ってもらう。3人足して1人のキャプテンではなくて、1人1人が自立したキャプテン」

 2013年からシーズン30試合以上出場していたが、昨季は9月10日の第25節鳥栖戦で負傷し、シーズンの残りを棒に振った富田は、今季はいち選手として懸ける思いは強かったはずだが、指揮官のたっての希望で、4年目のキャプテンを、奥埜、大岩とともに託された。

「キャプテンどうこうというのは置いておいて、パフォーマンスとしてはいいものを見せてくれたと思います。大岩は1対1にさらされる状況もありましたけど、彼じゃなきゃあそこを守りきれないというシーンが何度もありましたし、奥埜も前線でだいぶ相手の攻撃の芽を積んでくれました。晋伍は相手のキープレイヤーである江坂(任)くんをしっかりと管理しながらボール奪取をしてくれました」

 アンカーで先発した富田は、「失点が昨シーズン多くて(53失点)、勝ち点を取り損ねていた。チームとしていい結果が出せるように」と上位進出を見据えた。

(取材・文 奥山典幸)

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