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Jデビューは突然に…千葉ルーキーDF鳥海晃司「こなせなければプロじゃない!!」

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[2.25 J2第1節 東京V2-1千葉 味スタ]

 予期せぬ形でJデビューを迎えた。今季、明治大からジェフユナイテッド千葉に加入したDF鳥海晃司は、ルーキーながらも開幕戦でベンチ入りを果たした。だが、キックオフからわずか12分後、鳥海はピッチへと送り込まれることになった。

 試合開始早々の前半9分、千葉をアクシデントが襲う。最終ライン裏に抜け出した東京VのFWドウグラス・ヴィエイラをファウルで止めたDF増嶋竜也が一発退場。CBの一角を失った千葉のフアン・エスナイデル監督は、攻撃の核となるMF町田也真人に代えて鳥海を投入。ベンチ入りした時点で「試合に出る準備はしていた」。だが、試合開始早々のタイミングに「急な形だった…」と戸惑いを見せつつ、「けど、急な形であれ、こなせなければプロじゃない」とピッチへと向かった。

 コンビを組むキャプテンのDF近藤直也とともに中央を締め、東京Vに得点を許さずに試合を進める。昨季18得点のヴィエイラや17得点のFWアラン・ピニェイロを相手に体を張り、相手攻撃をはね返し続けたが、後半3分に先制点を献上。同41分にFWラリベイの得点で試合を振り出しに戻しながらも、同45分に決勝点を奪われて1-2の敗戦を喫することになった。

 試合終盤には足がつるほど「100パーセント出し切っていた」し、「最後は気合で乗り切った」というように試合終了のホイッスルが吹かれるまで戦い続けたが、開幕戦を、そして自身のJデビュー戦を白星で飾ることはできなかった。

「Jデビューできたのは、すごくうれしいけど、チームを勝たせられなかったのは本当に悔しい」。この日退場した増嶋は次節出場停止となり、鳥海にはすぐさまリベンジの舞台が訪れるのかもしれない。もし出番が巡ってくれば、「体を張って守り、ゼロで終わることを意識したいし、自分の100パーセントを出してチームを勝たせたい」と必ず勝利をつかみ取る。

(取材・文 折戸岳彦)
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