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対策され組み立ての部分で苦戦…柏DF鎌田「長いボールを蹴る場面が多かった」

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[2.25 J1第1節 仙台1-0柏 ユアスタ]

 過去2シーズンの公式戦で、2分4敗と対仙台で分が悪い柏レイソルだったが、またしても仙台の軍門に降り、3年ぶりの白星とはならなかった。

 最終ラインから丁寧にボールをつないでいくスタイルの柏に対し、渡邉晋監督は「(3-4-2-1から3-5-2への)システムを変えたりするのを当日まで伏せた」と対策を徹底。一方、柏の下平隆宏監督は「(仙台が)かなり良い準備をしてきた」と言い、「前半0-0でお互いチャンスがあったり、拮抗したゲームになったと思います。後半、先に(交代の)カードを切って、アグレッシブにゲームを動かしにかかったんですけど、仙台さんの出足は変わらず。結果、セットプレーの流れから失点して、我々は得点を奪えず負けてしまった」とゲームを振り返った。

 仙台の2トップの一角で先発し、後半25分に退くまで最前線からプレスをかけ続けたFW阿部拓馬は「(ロングボールを)蹴らせて拾うっていうのは狙い通りだった」と守備面に手応え。柏のセンターバックに入ったDF鎌田次郎は「(パスの)出どころを抑えてきてたというのがあったので、なかなか前進できないというか、(中村)航輔が長いボールを蹴る場面が多かったので、セカンドボールの勝負になってしまった」と狙い通りのゲーム展開にならなかったことを悔んだ。

 うまく守られた中でも、仙台の6本の対して倍の12本のシュートを浴びせた柏。FW伊東純也、FWクリスティアーノが決定機を迎えたが、ゴールを割ることはできなかった。

「まだ開幕したばかりですし、次に向けて切り替えていきたい」。34分の1を終えた下平監督は、前を向いた。

(取材・文 奥山典幸)

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