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ミラン好調の要因はガットゥーゾ監督の闘魂注入、「今までとの違いはクオリティではなく精神力」

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ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が着実にミランを変貌させている

[2.25 セリエA第26節 ローマ0-2ミラン]

 セリエAは25日に第26節を行い、ミランは敵地でローマと対戦し、2-0の勝利。公式戦4試合連続で完封勝利とし、12試合9勝3分と好調をキープしている。

 試合を決したのは下部組織出身の2人となった。後半3分、PA右手前のMFスソの浮き球パスをゴール前に詰めた20歳FWパトリック・クトローネがワンタッチで流し込んで先制に成功。同19分には21歳DFダビデ・カラブリアが右サイドからダイアゴナルに最終ラインを突破し、右足チップキックで追加点を決めた。

 チームを生き返らせたのは指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾの実力だ。イタリア『プレミアムスポーツ』は、カラブリアの指揮官への感謝を伝えている。「ガットゥーゾはこのミランのユニフォームを着る意味を初日に教えてくれたんだ」と選手としても偉大なレジェンドがもたらした影響について語る。「僕らは彼とともに高い強度でプレーを続けている。これを続けていかないといけないんだ」と好調の実感とその継続を誓った。

 一方、指揮官は勝利を喜びつつも、すぐに気持ちを切り替えている。イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、ガットゥーゾ監督は「試合後に選手たちを褒めたが、地に足を着けるようにも話した」と語った。「今までとの違いはクオリティーではない。ミランは元々現在のような力を持っていたんだが、メンタリティーに、つまり苦しいときの精神力とチームワークに違いが出ているんだ」と好調の要因について言及している。

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