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エース初得点も逃げ切れず…憲剛「もったいない」家長「“たられば”になるけど」

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攻撃の起点となったMF中村憲剛

[3.2 J1第2節 川崎F1-1湘南 等々力]

 金曜開催で22,475人が集まった“神奈川ダービー”。昨季J1王者の川崎フロンターレが昇格組の湘南と激突し、1-1のドロー。MF中村憲剛は「1-0以上で終わらなきゃいけない試合だった。非常にもったいない」と悔しさをにじませた。

 スコアレスで迎えた後半11分、昨季得点王のFW小林悠が今季初ゴール。「本人にとっても大きいと思うし、チームとしても彼が点を取ってエンジンがかかっていく」。チームを乗せるエースの一撃で先制に成功したが、後半21分にCKから失点し、1-1に追いつかれた。

「我慢して無失点で終わるというのは自分たちの中でもあった。相手は何回もサインプレーをしてきたけど、それまではしっかり守れていた。あの一本はシンプルに上げられたのでもったいない。細かいところは隙を見せちゃいけない」

 シュート数は川崎Fが14本、湘南が11本。序盤から好機を量産したが、昇格組に好ゲームを演じられ、J1王者としては悔いが残る試合展開。中村は「1-0で終わるか、2点以上を取るか。ゲームコントロールの部分は物足りないところがある」と率直に話したうえで、「下を向く必要はない」と強調した。

 追いつかれたあとにも得点機はあったが、決勝点は奪えなかった。「2点目が勝負の分かれ目になった」と鬼木達監督が話せば、先制点をアシストしたMF家長昭博は「チャンスはあったし、あの時間帯に失点しなかったら2点目が入ったかもしれない。“たられば”になるけど、結局は力のなさだったと思う」と受け止めた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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