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まだ“10分の1”…決勝アシストの仙台DF永戸「積み重ねられる」

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[3.3 J1第2節 FC東京0-1仙台 味スタ]

 ルーキーイヤーの昨季、開幕スタメンを飾ったベガルタ仙台DF永戸勝也。先発の座を確保して出場試合数を増やしていたが、第17節G大阪戦で負傷すると実戦復帰することなく、1年目のシーズンを終えた。

 迎えた2年目。開幕から2試合連続でスターティングメンバーに名を連ねると、持ち場となる左サイドで上下動を続ける。守備に追われる時間こそ長かったが粘り強い対応で相手に得点を許さずに試合を進めると、後半12分に好機を生み出す。右サイドからFW阿部拓馬がクロスを送ると、「(逆サイドからの)クロスに入って行くように言われているし、意識していた」という永戸がファーサイドで受けると、「後ろに石原(直樹)選手がいるのが見えた」と落としたボールに反応したFW石原直樹が右足のシュートでゴールを陥れ、決勝点が生まれた。

 開幕2戦連続で1-0での完封勝利。柏、FC東京からの白星に「自信になる」と話しつつも、「次、負けたら意味がないので、気を引き締めて次に向かいたい」と視線を上へと向けた。

 昨季はルーキーながらも開幕スタメンを託されると継続して起用され、「良さを出せる感覚をつかんでいた」。しかし、その後、負傷による長期離脱が待っていた。「辛い時間を長く過ごした」ものの、「ケガの影響なくやれているし、去年のスタートよりも気持ち的に落ち着いてやれている」と負傷を癒し、2年目のスタートを良い形で切っている。

 そして、「プレースキッカーもやらせてもらっている」ことで、今季の目標は「ケガなく1年間出続ける」に加え、「アシストは二ケタしたい」とキッパリ。今季初アシストに「ゼロと“1”ではだいぶ違うし、気持ち的にも落ち着いた」と胸を張ると、「二ケタは取れると思うし、積み重ねられると思う」と力強くアシスト量産を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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