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浦和、ホーム開幕戦で逆転負け…広島は城福新体制で3年ぶりの開幕2連勝!!

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広島が逆転勝利で開幕2連勝

[3.4 J1第2節 浦和1-2広島 埼玉]

 J1リーグは4日、第2節3日目を行い、サンフレッチェ広島は敵地で浦和レッズと対戦し、2-1で逆転勝利をおさめた。広島は優勝した2015年以来、3年ぶりの開幕2連勝。浦和はホーム開幕戦を白星で飾れなかった。

 浦和は開幕節のFC東京戦(1-1)から先発1人を変更。MF柏木陽介がベンチ外となり、MF阿部勇樹がアンカーの位置で先発した。
 白星スタートを切った広島は札幌戦(1-0)から先発1人を変更し、前節で右手を骨折したDF千葉和彦に代わってDF野上結貴がスタメンに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 堅い試合の入りから、徐々にボールポゼションを高めた浦和は前半24分、PA内左を縦に仕掛けたFW武藤雄樹がマイナスに戻し、FW興梠慎三が落とすと、MF青木拓矢が右足シュート。26分にはマルティノスからパスを受けたDF遠藤航がPA右手前から左足ミドルで狙ったが、GK林卓人が横っ飛びでセーブした。

 広島は前半38分、カウンターからFWパトリックが独走したが、PA内でDF槙野智章が対応し、突破を止めた。前半40分にもPA内左を縦に仕掛けたパトリックがゴールライン際からマイナスにクロス。PA内に走り込んだ川辺が反応したが、ジャストミートできなかった。

 中央を固める広島の堅守に苦しんだ浦和だったが、前半終了間際についに均衡を破る。前半43分、マルティノスの右クロスを受けた武藤は相手に阻まれたが、こぼれ球に反応した遠藤がPA右で相手を切り返し、鋭いクロス。青木が渾身ヘッドで叩き込み、1-0で前半を折り返した。

 後半11分、広島は最初の交代カードを切り、ティーラシンを下げてMF柴崎晃誠を投入。4-2-3-1にシステムを変更し、柴崎は左サイドハーフに入り、MF川辺駿がトップ下を務めた。後半15分にはMF稲垣祥のパスを受けたMF柏好文がPA内左からシュート。これは惜しくもゴール右に外れたが、城福浩監督の采配が的中する。

 後半21分、スローインにワンタッチで抜け出した川辺がPA内右を縦に仕掛け、ゴールライン際からマイナス方向にパス。GK西川周作が足を伸ばしてクリアしたが、柴崎がこぼれ球に反応。左足シュートでネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 1-1に追いついた広島は2枚目の交代カードを切り、後半26分、青山に代えてMF吉野恭平を投入。対する浦和は後半32分、途中出場のFWズラタンがPA内右から決定的なシュートを放ったが、GK林がビッグセーブ。勝ち越しゴールが欲しい時間帯だったが、直後に逆転を許してしまう。

 後半33分、後方からのロングボールをパトリックが落とし、川辺が仕掛けると、PA内でDF陣に囲まれ、槙野がクリア。それでも、こぼれ球に反応した稲垣が走り込んで右足で押し込み、逆転に成功した。最後の反撃に出る浦和は後半42分、途中出場のMF武富孝介がミドルシュートを放ったが、惜しくもクロスバーを直撃。1-2で逆転負けを喫した浦和。ホーム開幕節を白星で飾れず、今季初勝利は次節以降にお預けとなった。

(取材・文 佐藤亜希子)

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