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ずるずる下がったDFライン…失点悔やむ浦和DF槙野「人のせいにするのは簡単」

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チームメイトを鼓舞するDF槙野智章

[3.4 J1第2節 浦和1-2広島 埼玉]

 ホーム開幕節で痛恨の逆転負けを喫した。浦和レッズは前半43分にMF青木拓矢のゴールで先制したが、後半に2失点。試合後はサポーターからブーイングを浴び、DF槙野智章は「後ろのリーダーとして全体のオーガナイズをしないといけなかった」と悔しさをにじませた。

 いずれもMF川辺駿の突破を止めようとしたDF陣がラインを下げ、数人が引っ張られたことでスペースが空いてしまい、失点につながった。「1人(川辺)に対して2人、3人がずるずると下がってしまった」と槙野が守備陣の対応を悔やむと、センターバックの相棒DFマウリシオは「集中力が欠けてはいけなかった」と唇を噛んだ。

「自分に求められることはひとつやふたつじゃない。相手のエースを抑えるだけじゃなく、ラインを押し上げるとか、空気を変えるとか、いろんなことを自分がやらなくちゃいけない。下を向く選手を鼓舞することもやっていかないといけない」(槙野)

 後半21分に1-1に追いつかれると、チームは嫌な流れを断ち切れなかった。「もっと後ろから全体を鼓舞していかないといけなかった」と自ら責任を負う槙野は「1-1のときにどうやってゲームを進めていくかというメンタリティをチームとして統一しなければならない」と指摘した。

 埼玉スタジアム初陣で今季初勝利とはならず、1分1敗のスタートとなったが、シーズンはまだ始まったばかり。「最終的に最終節で自分たちが一番上にいるイメージを描きながらプレーしないといけない。人のせいにするのは簡単ですから。今、何ができているか、できていないかを一つひとつ明確にしながら戦っていく。ここから這い上がっていきます」。力強く、頼もしく、槙野は自らに言い聞かせるようにそう宣言した。

(取材・文 佐藤亜希子)

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