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個人技で2点差追い付くも連携に課題…今季初黒星の大宮MF三門「レベルアップしていきたい」

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FWロビン・シモヴィッチの得点を祝福するMF三門雄大(7番)

[3.4 J2第2節 町田3-2大宮 町田]

 昨季J1最下位の大宮アルディージャにとっては、時間帯ごとに課題と収穫が入り交じる展開となった。警戒していたはずのセットプレーで2点を先行されたが、後半の執拗なクロス攻勢では一時同点に。しかし、最後は再びセットプレーで突き放され、開幕第2節で痛い初黒星を喫した。

「町田はハイプレッシャーだったり、セットプレーの精度が非常に高かった。それに打ち勝てるようなチームを作っていかないといけない」。2-3に終わった一戦を振り返った石井正忠監督は率直に相手チームを称えると、「もっと背後を取るプレーをしても良かったし、途中で切り替えられなかったのは私の責任」と敗因を背負い込んだ。

 攻撃にちぐはぐな部分があったのはたしかだった。フィジカルを武器とするFWロビン・シモヴィッチ、スピード自慢のFW大前元紀、突破力のあるMFマテウス、精度の高い左足キックを誇るMF嶋田慎太郎ら個性派攻撃陣の迫力は抜群。しかし、2得点は個人技による部分が大きく、互いの強みを集団で発揮することはできなかった。

 移籍初年度ながら中盤を支えるMF三門雄大は「意識は統一できていた」としながらも、悪い時間帯に地上戦偏重になっていたことを受けて「もっと変えていければ良かった」とバリエーション不足を指摘。「うまくいくゲームもあれば、相手の得意な展開になるゲームもある。こういうゲームを経験して悔しいですし、レベルアップしていきたい」と力強く述べていた。

(取材・文 竹内達也)

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