beacon

途中出場の伊東純也が決勝点!柏、今季ACLで初の勝ち点3

このエントリーをはてなブックマークに追加

柏は亀川諒史のアシストから伊東純也が決勝点

[3.6 ACLグループリーグ第3節 柏1-0傑志 柏]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ第3節、ここまで1分1敗と勝ちがないグループE3位柏レイソルは、2連敗中の同4位傑志(香港)と対戦した。攻めあぐねる展開が続いたが、後半に途中出場のFW伊東純也が決勝点を奪い、柏が今季ACL初勝利をあげた。

 J1とACLで連戦を戦う柏は、先発を1選手変更。2日のJ1・横浜FM戦(○2-0)の先発から、7選手を入れ替え。DF今井智基、FW中川寛斗、新加入のFW瀬川祐輔が今季公式戦6試合目で初スタメン。4-4-2の2トップは、瀬川とFWハモン・ロペスが組んだ。
 対する傑志も中盤をボックス型にした4-4-2でスタート。2014シーズンから1年半の間C大阪でプレーしていた、元ウルグアイ代表のストライカーFWディエゴ・フォルランは、最前線に入った。
[スタメン&布陣はコチラ]

 ここまでの2試合で0得点9失点と、初のACLで苦戦を強いられている傑志を柏が押し込む時間がキックオフから続く。傑志はフォルランとFWアレックスの2トップに長いボールを入れて反撃を試みる。すると、前半16分、アレックスがペナルティエリア内で柏DFと入れ替わって決定機を迎える。至近距離からのシュートは、GK中村航輔が反応。ゴールに向かってこぼれたボールをDF中谷進之介がクリアして事なきを得る。

 ヒヤリとさせられた柏は、左サイドバックのDF亀川諒史が高いポジションをとりサイド深くまで進入するが、クロスを合わせることはできない。決定機は29分。MFキム・ボギョンのパスからハモン・ロペスが細かいステップでDFをかわし、シュートまで持ち込んだが、GKグオ・ジエンチャオの好セーブに阻まれてしまう。

 サイドだけでなく中央からも積極的にミドルシュートを狙っていく柏。しかし、傑志守備陣が体を張ったディフェンスを見せてシュートを枠に飛ばさせず、スコアレスのまま最初の45分は終わった。

 後半に入ってもゴールが遠い柏は、伊東とFWクリスティアーノを投入。1トップにクリスティアーノ、2列目に伊東、キム・ボギョン、ハモン・ロペスを並べた従来の4-2-3-1に布陣をシフトして勝負をかける。すると21分、左サイドでのパス交換から、最後は亀川のクロスを逆サイドの伊東が合わせて柏がついに先制点を奪う。

 リードした後も攻める柏は、ロングボールをハモン・ロペスがヘディングで落としたボールをクリスティアーノが持ち込んでシュートを狙ったが、GKのセーブにあい追加点は奪えず。それでも、傑志に得点を許さないまま90分を終え、1-0で勝利。初の勝ち点3を獲得し、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

 柏のACL次戦は、来週14日、敵地で再び傑志と対戦する。

(取材・文 奥山典幸)

●ACL2018特設ページ

TOP