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ルヴァンの借りはルヴァンで返す…大怪我から復活の20歳FW森晃太がプロ初弾!!J2甲府はJ1札幌に3-0圧勝

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[3.7 ルヴァン杯GL第1節 甲府3-0札幌 中銀スタ]

 ルヴァン杯のグループリーグ第1節が7日に開催され、B組ではJ2ヴァンフォーレ甲府が本拠地でJ1北海道コンサドーレ札幌と対戦し、3-0で勝利した。第2節は14日に行われ、甲府は清水、札幌は磐田とそれぞれホームで対戦する。

 甲府は直近のリーグ戦である3日のJ2第2節・東京V戦(0-0)から先発10人、札幌は2日のJ1第2節・C大阪戦(3-3)から先発11人を変更。また、昨季から21歳以下の選手を1名以上スタメン出場させなければならない規程が設けられており、甲府はプロ3年目のFW森晃太(20)、札幌は今季トップ昇格のMF藤村怜(18)を起用した。

 ホームの甲府は立ち上がりから積極的なプレーを見せ、札幌を押し込む。多くのシュートチャンスを作ると、前半31分にはDF稲本潤一からボールを奪った森が右サイドをドリブルで独走し、PA内右でGK菅野孝憲との1対1を迎える。だが、右足のシュートはGK菅野に阻まれ、決定機を逃す。

 それでも森は直後のビッグチャンスを確実にモノにした。前半33分、FW太田修介のパスからFWジュニオール・バホスが右サイドを抜け出す。バホスは冷静に左横へボールを出すと、フリーでPA内やや左に走り込んだ森が飛び出したGK菅野より一瞬先に左足で合わせ、ゴール左に流し込んだ。

 森は昨年4月12日に行われたルヴァン杯グループリーグ第2節・C大阪戦(0-0)で右膝前十字靭帯を損傷し、全治約8か月と診断。329日ぶりの公式戦で見事にうっぷんを晴らすプロ初ゴールを挙げた。

 勢いづく甲府は前半34分にすぐさま追加点を奪取。MF窪田良が中盤でMF小野伸二のパスをインターセプトし、左前方の太田につなぐ。最後はPA内左からの太田の折り返しをフリーのバホスが右足で押し込み、2点のリードで前半を折り返した。

 札幌は後半開始から3枚替えを敢行して打開を試みたが、甲府は流れを渡さない。後半7分、バホスがMF阿部翔平とのパス交換からPA内に持ち込むと、右足で落ち着いてゴール右に流し込み、3-0とした。

 まずは1点を返したい札幌だったが、J1開幕戦からアウェー3連戦の日程も影響したのか、次第に足が止まり始め、苦しい時間帯が続く。後半25分にPA内左で粘り強くキープしたMF内村圭宏がクロスを送り、ゴール前のFW都倉賢がヘッドで合わせるも、わずかに枠の右へ。GK菅野の奮闘で4失点目こそ喫しなかったが、最後までゴールを割れず、0-3の完封負けとなった。

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