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痛恨ドロー悔やむ車屋「どんな形であれ勝ち点3を取りにいかなくちゃいけなかった」

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積極的に攻撃参加したDF車屋紳太郎

[3.7 ACLグループリーグ第3節 川崎F2-2メルボルン・V 等々力]

 川崎フロンターレは終了間際に追いつかれ、痛恨のドロー。後半アディショナルタイムにスライディングで相手の突破を止めようとしたDF奈良竜樹がPKを献上してしまったが、DF車屋紳太郎は「最後のPKになる前、PA内に入る前までのところがゆるかったかな」と、PAに進入を許してしまった守備全体の対応を悔やんだ。

 2連敗と崖っぷちに追い込まれ、初勝利を誓った第3戦。「ボールは持てたし、チャンスをもたくさんつくれていた」。序盤から積極的に攻撃に顔を出し、華麗なパスワークで崩した後半14分には、PA左手前からフリーでミドルシュートを放ったが、枠を捉えられず、決定機を逸した。

 左サイドハーフのDF登里享平と縦関係で崩し、後半27分には登里のフィードで裏に抜け出した車屋が左サイド深い位置から鋭いグラウンダーのクロス。走り込んだFW小林悠にはわずかに届かなかったが、「だんだん合ってきている」と手応えをつかんだ。

 とはいえ、日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れた一戦でアピール成功とはならなかった。守備ではパスミスからピンチを招く場面もあり、「カウンターで何度か危ないシーンはあった」と反省。前半36分にはCKを奈良がクリアできず、抜けてきたボールにFWベザート・ベリシャが合わせると、車屋に当たったボールがゴールに吸い込まれ、オウンゴールを献上。

「勝たないと今後が厳しくなる試合だった。どんな形であれ勝ち点3を取りにいかなくちゃいけなかった」。今季ACL初勝利は持ち越しとなり、3試合を終えて1分2敗の勝ち点1。グループリーグ突破は極めて厳しい状況に追い込まれた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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