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チームは追いつくも決定機逸…C大阪FW杉本健勇「決めなあかん」

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C大阪は逆転弾を奪えず、開幕から3連続ドロー

[3.10 J1第3節 柏1-1C大阪 三協F柏]

 悔やまれる一戦となった。セレッソ大阪の2トップの一角に入り、前線でボールをきっちりとおさめたFW杉本健勇。背番号9からボールを奪えず、柏は押し込まれる時間が長くなった。フィニッシュの部分では、両チーム最多タイとなる3本のシュートを放つ。いずれもビッグチャンスと呼べるシーンだったが、ものにすることはできなかった。

 1-1の後半アディショナルタイムには、DF丸橋祐介のクロスをヘディングで合わせたが、柏のGK中村航輔の好守に阻まれた。「ちょっと当たりどころが悪くて、狙い通りにはならなかった」と悔しそうな表情を見せた。「前半もありましたし、決めなあかんって思います」。

 昨年12月に日本で開催されたE-1選手権。杉本はケガでチームから離脱しており「悔しい思いをした」。次の日本代表戦は、今月末のベルギー遠征で、そのメンバー発表は来週15日に控えている。この日の柏対C大阪には、バヒド・ハリルホジッチ日本代表監督も視察に訪れていたが、ゴールという結果で示すことはできなかった。

 代表へ懸ける想いは強い。昨年11月に対戦したブラジル代表とベルギー代表では「フィジカルの面でまだまだ足りない」と痛感。トレーニングに取り組んでおり、「徐々によくなってきている」とその成果を実感しているという。

 代表メンバー発表の前日である14日には、C大阪はACL・ブリーラム・ユナイテッド戦を控えている。「もしかしたら、(ハリルホジッチ監督が)そこも見てるかもしれないので、しっかり頑張りたいです」。ロシアW杯前“最後のテスト”へのアピールは続く。

(取材・文 奥山典幸)

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